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ほろ苦い曲♪GAO(ガオ)/サヨナラ

中性的でハスキーな声に、掴まれた。
中学生の時に、はじめて買ったCD。
8cmシングルは手放してしまい
アルバム「Roi Roi」を持っている。

あの声に、どきどきしたなあ。
メロディも切なくて。


当時 お昼の放送でこの曲が流れ
「私これ好きなんだよねー」と話していたら

ある日、
ずっと気になっていた同じクラスの子が
聞こえるように鼻歌をうたい
私の近くを通っていった。


GAO/サヨナラ
1992年アルバム「Roi Roi」より

流れる季節に
君だけ足りない
はぐれた心の
足跡を探す
カバンにつめた
悲しいしあわせ
遠くへ行くほど
君を思い出す

詩:GAO 曲:階 一喜


その子とは、
その後 ちいさなケンカをして
話せないまま。

私はどうやって人と接していたのか、
全然分からなくなったのでした。

今思えば思春期だなって感じるけど
突然うまれた自分の殻に戸惑って
もがいても殻が破れなくて、
じたばたしていた。

あの時 素直に謝れたなら。

まだほんのり残ってる、
ちょっとほろ苦い思い出。



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