就活の反省点について考える
17日に、ようやく次の仕事が決まった。
前職で契約を切られてからちょうど一ヶ月だった。
今回は2回目の就職活動の結果と反省点について考えてみる。
・これまでの流れ
労働者歴4年、うち正社員歴3ヶ月。
アルバイトというのは誰でもできる仕事だからアルバイトなわけだし、何をやっても変わらないだろうととりあえず近場のコンビニから始め、やっぱり合わないと思って辞めてを繰り返し転職回数はそろそろ10になる。単発の派遣バイトをいれたらもはや数えるのが難しいくらいだ。
何をやっても合わないし働くのは苦しいが、どうせ働くなら安定の正社員しか勝たんと思い中卒でも雇ってくれた飲食店に入ったところ、見事にブラック企業だったので最速の3ヶ月で辞めた。
自分に合わないことをすると心が苦しくなるし、そもそもその労働環境が合っているかも分からなくなる。
ということで、今回は自分の素質に合っている仕事、心の安定が図れる内容というのを第一に考えた。
・結果
最終的に30社近く応募して、返事が無かったところも多かったため面接したのは10社程度だった。
そのうち半分くらいはこちらから断った。 掲示されていた求人と実際の内容が違っていたり、今いる人を軽んじた発言やブラックだと感じる発言があったため、直感的に危ないと感じたからだ。
直感というのは、長年の経験の集大成なので、素直に信じるべきだと思う。
採用されたのは結局非正規なのだが、譲れない条件を守った結果なので満足している。
・反省点
①条件が多すぎた
今まで色んな業種、色んな形態の仕事をしてきて「これは合わない」「これは苦手だ」と思うものが沢山わかった。
だから、「これはできない」「こうじゃないと無理」といつのまにか条件がどんどん増えていったため、就職活動が難航したのである。
つまり「自分に厳しかった」のだ。
自分は発達障害だからこれができない、中卒だからこれができないと、自分の可能性を狭めてしまった。
なんでも最初からうまくいく人はいない。学歴とは他人からの判断基準としてだけではなく、「自分はこれができたのだから、きっとあれもできる!」という根拠のない自信を支える役割もあったのだなと感じた。
②出来上がったものを求めてしまっていた
今まであまりに多くの仕事を辞めてきたため、「長く続けたい、継続して働けそうな安心感が欲しい」と企業に対しての欲求も大きくなってしまった。
今考えると、こちらも完全未経験の素人なのにお門違いの欲求だったと思う。
「ここでなら長く働けそうだ!」という納得と安心感は、始めからあるとは限らないのである。
大切なのは、「ここで働く自分を好きになれそうか」ということ。
関係は作っていくもの。だから、作れそうな場所や人(職場)を探すのがよい。
③妥協できない点は変える必要はない
給料はいいけど職場が遠すぎるとか、通いやすいけどやりたいこととは違うとか、損得だけで考えると得だけれど求める条件と違って悩むことが多かった。
たとえば私は、寝坊や遅刻が一番の心配だったので、通勤時間1時間未満でかつ直線距離10km圏内(最悪自転車でいけるから)というのはどうしても譲れなかった。
結論としては、妥協できない点は変える必要はない。
必要なものは手放さなくてよいと思う。
自分のために守りたいものは、結果として周りのためにもなるからだ。
④心の安定が一番大事
私は、できるけれどもマルチタスクが苦手なのでコンビニ等で働いているとき、心がそわそわしたり段々削れていってとても辛いと感じていた。
心が安定している、本当の自分でいないと本当の相性も分からない。
コンビニで働いていたときは、働くだけで精一杯だったので、仕事だけが嫌だったのか、それとも人間関係も嫌なものだったのかは今となってもわからない。
心が安定していることで、「仕事内容はあっているけど人間関係が合わない」とか「そもそも仕事内容が合わない」などというのが初めて分かる。
⑤幸せな労働環境とは
私は合わないと思ったらすぐ辞める人間なので、万が一に備えて「いつでも辞められる仕事か」というのも条件に加えていた。
日本は終身雇用が当たり前だし、企業も長く勤めてくれる人を求めているからおかしい話だとも思うかもしれない。
でも、本当に幸せな働き方というのは
「いつでも辞められる、けど辞めない」
ということではないだろうか。
人間関係もそう、いつでも離れられる、でも離れない。
人間の一生なんて宇宙から見れば星の瞬きみたいなものだが、私にとっては働くとは、人生の中の星の瞬きのようなものであって欲しいと思う。
・まとめ
採用を待っている間何もしなかったり、面接から次の面接までの時間が空いたり無駄な時間は多かった。
ただ、無駄な時間は多かったけれど、人生に無駄はないと信じたい。(願望)
今までやることはやってきたし、やることはやったらあとはなるようにしかならない。川は流れて海に着くように、人生も行くところにしかいかないのだ。だから不安はない。
……と言いたいところだが、完全未経験の仕事だし、そもそも初めての人生を生きていくのに不安が無いわけがない!
だから、「大丈夫かな?」を「大丈夫!」に変えていける生き方をしていきたいと思う。
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