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オフ会の形について考える

今回は、オフ会の種類、内容について考えてみる。

※あくまで一般論のため、実在する団体、人物には一切関係ないことを始めに明記しておく。しかし主観も多少含まれるため、あくまでも参考程度にみて頂きたい。


オフ会に参加してみたいけど緊張するから無理かも……と思っている人は、↓の記事もどうぞ




・オフ会の種類

まず、オフ会って何するの?というところから始める。主に参加したことがあるものについて書いているので、これ以外の形がある可能性もある(ぜひ教えてほしい)。


①1対1 お茶会型

二人で会って喫茶店等でお茶しながら話すタイプ。時間は1~2時間程度。

特に準備や打ち合わせをしなくても、サクッと会ってサクッと帰れるのが魅力。お互いのテンポで進められる、相手を深く知ることができる、今後の交流を深めるきっかけになるのが主なメリット。

そんなに関わったことがないけど興味がある人、情報交換などの会話に目的がある人である場合が多い。デメリットとしては一度に多くの情報が得られるため、興味が薄れて2回目以降に続かない場合が多い。

できれば食事、お菓子でもいいので食べながら会話をした方がより打ち解けやすい。


②1対1 体験型

ショッピング、遊園地、ゲームセンターなど、行動を軸にしながら個々の繋がりを深めるタイプ。時間は3~5時間程度が多い。大体は食事も共にする。

お店や物など、その場で行為を選択する場面が多いため、会話だけでは分からないとこまで相手を知ることができる。自分との相性を見極めることを目的にしている場合、商店街やショッピングモールなど選択肢が多くある状況で相手に選ばせることで、より深い理解に繋がる。

楽しい、嬉しいなどの感情を共有できる、思い出になるためよりよい印象を与えられる。お茶、食事だけよりも次に繋げやすいのがメリット。

デメリットとしては、思っていたよりも相性が最悪だった場合、気まずい時間が多くて疲労困憊になる可能性がある。解決策としては、最初から色々と予定を立てるのではなく、まず一つだけ目的を決めておいて、実際会って楽しかったときはこの後どうするかを考えるというのがよい。


③少人数 お茶会型 体験型

3~5人程度で集まり、食事や飲み会、ゲームやお出かけなどを楽しむタイプ。時間は1~2時間から丸々一日など様々。元々SNS上でこのメンバーで親しく交流していたり、共通点が多い場合がほとんど。一番盛り上がりやすく、楽しみやすい。2回目、3回目へと一番続きやすいのもこのタイプ。

その場のノリと勢い、感覚で楽しめるため、「仲良くできるかな」「うまく話せるかな」といった不安を抱かなくてすむ。それぞれの個性で中和されるため、相性とかもあまり考えなくても大丈夫。キャッチボールのように主役をポンポンまわしていくので、常時気を張る必要がない、休み休み楽しめるのがメリット。

デメリットとしては、個人に対して「もう少し知りたかった、仲良くしたかったな」という消化不良になる可能性があるのと、相手が自分に対してどう思ってるか分かりにくいところなど。しかしそれが、今後の交流に繋げるための起爆剤となってくれることもある。


④中・大人数 お茶会型 体験型

推しの誕生会、ゲームやサークルの飲み会、フットサルやボーリング、アイドルのライブやスポーツなどの鑑賞会など。大人数をまとめあげるのは難しいため、~3時間程度の短時間になる場合が多い。行動が主なため、自分のことや相手のことを気にする必要がない。あらかじめ内容が決まっているため、考える必要がなく気楽に参加できるなどのメリットがある。

デメリットとしては、主催者・参加者という立場の差がはっきりしており自由さに欠ける、自分からグイグイ行かないと仲間はずれになる可能性があるなど。雰囲気を楽しみたいとか、自分以外のユーザー(参加者)の様子が知りたいという人が向いている。


⑤同人誌即売会型

同人誌、二次創作の販売やコスプレなど。作家、消費者共に元ネタを通して自己表現をする場所。

人と親しくなるというというよりは、元ネタの可能性を広げるための知識の共有が主になっている(と私は思っている)。



・初心者🔰にオススメ

オフ会に全く参加したことがない、またはあまりよく分からないという人にまずオススメなのは


1位 小・中規模お茶会、飲み会(と、同人誌即売会)

2位 1対1 お茶会

3位 小規模体験型


である。大体の人は、まずは気心の知れた人と1対1で会うのから始めようと考えがちだが、顔も名前も知らない特殊な状況下では、距離感を誤ってしまう人があまりにも多い。複数人での集まりの中で、他の人の振る舞いをよく観察しながら、相手も普通の人であるということを知り、それから本命と距離を近づけていくのをオススメする。

ただ、やはり全く知らない人としかも複数人で会うのは怖いと感じる人も多いと思うので、1対1で短時間会うのを繰り返していって、少しずつ慣らしていくのも手である。



・筆者主催のオフ会について

私が得意とするのは、1対1、少人数でのお茶会型である。未経験者のための第一歩、玄人になるための登竜門を目指している。

点と点を繋げて考えることと、それを元に質問を考えるのが得意なため、オフ会初心者やコミュ障タイプと相性がいい。自分の話をするのは苦手で聞くのが好きなので、話し上手な人ともうまくいきやすい。

一方、アスペでKY(空気読めない)なのでノリと勢いで楽しむみたいなのは不得意で、基本体験型を主催するのは苦手である。あといまいち盛り上がりに欠けて面白みや楽しさが足りないと感じるかもしれない。得意苦手は別として、参加するのは好きである。




・これからのオフ会の形

一度会っただけで終わらせず、2回、3回目へと繋げていくためには、楽しい、嬉しい、思い出になる等、感情の共有(シェア)が絶対条件となってくる。


今までの時代、交友関係などは職場や学校などの環境に大きく左右され、本当は相性が合わないのに我慢するからいじめになったり上辺だけの関係といった、お互いを傷つけ縛り付けるものが多かった。しかしこれからは友だちや恋人などの名前がついたもの、ギブアンドテイクという人間関係の形は次第に無くなっていき、それぞれが自分にとってその時一番良いと思うものを選ぶために動き続ける風のように生きる時代がやってくるだろう。


平成末期から令和にかけて主に恋愛面でマッチングアプリが急速に発達していったが、それらは顔や体型などの表面的な相性と肉体関係というギブアンドテイクが根本となっており、もちろんリアルでは出会えなかった相性のいい人と巡り会うこともあるけれど、やり捨てやパパ活などの傷つける人間関係も多く存在している。

これからは、TwitterなどのSNSがマッチングアプリのように発展しAIによる性格診断などから、精神面での相性のいい人たちと盛んにオフ会がされるようになり、その場その場の心地よい関係を築く時代がやってくるのではないだろうか。


人間関係は、相手に期待をするから終わりがくるのである。

期待しない、共有(シェア)するだけの関係ならば一生の友情を育むことができるはずだ。

そしていつか、全ての人と友だちであり家族のような関係を築く時代がやってくるのではないだろうか。







 








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