日経平均が4451円安 売るべきなのか？

日経平均が前日比4451円安で、連日1000円以上の下落をしてニュース誌上を賑わせています。
今年から新NISAが始まったこともあり、投資初心者が初めて迎える大幅下落なのは確かです。
これから資産を増やしていこうと思った矢先、人によっては評価額がマイナスなんてこともあるかも知れません。

新NISAからの脱落が心配

この事態は日本に取ってかなり悪材料です。
それなりに投資経験があれば、暴落が起こっても数年後には元に戻ることは経験上わかります。運用期間が長ければ資産も増えているので、下落してもマイナスまではいかない人がほとんどでしょう。

しかし初心者がいきなりマイナスの評価額になることはショック以外の何ものでもありません。
野球でいえば、初めて出た試合で全打席三振。投手なら１０ホーマーのメッタ打ちを食らったようなものです。（詳しくない方わかりにくい例でゴメンなさい）
これで投資をやめてしまう人が出る危険があります。

暴落はあると考える

下の画像は私のYoutubeチャンネルで説明した長期運用時に起こる暴落についてのスライドです。

出典：おっとりユージYoutubeチャンネル

例では30年間運用した場合に、何度も暴落が起こっています。
有名どころだと『リーマンショック』『コロナショック』などがあります。
いずれの場合も株価は元に戻っており、その後上昇しています。

またどれくらいで戻るかが気になると思いますが、JPモルガンに良い資料があったので紹介します。

ニュースで度々出てくる『ブラックマンデーを超える下げ幅』と紹介されるブラックマンデーですが、短期の値下がりこそ大きいものの、回復も早いことがわかります。
そちらより、ITバブル崩壊やリーマンショックのほうが長く尾を引いています。
いずれにしても言えることは、株価は戻っているということです。

ここで慌てる必要があるのは、今から取り崩しフェーズに入る人でしょう。
FIRE民(私じゃん！)や年金生活者など、生活用に資産を取り崩す予定だった人です。
逆に言えば、資産形成時期の人には関係ないことになります。それどころか、株価が下がることで購入株数を増やせますから、資産形成には有利です。

投資目的を思い出そう

考えてほしいのは『何のために投資をしてるか(目的)』『暴落が目的に影響するか』です。世間が騒いでいるからと狼狽売りをしても後悔するだけです。株価が下がるのはわかりきっていることで、リスクがない投資はありえません。

世間の風潮に流される前に、まずは冷静に自分の投資目的を振り返ってください。

参考

以下の動画の3：00あたりから暴落について話していますので、ご覧いただければと思います

リスクについてもおさらいしておくことをオススメします。