夫的FXトレード手法2.0
「FXを始めた理由は?」
その問いに対する答えはおそらく
「お金を増やしたいから」である。
なのに日々チャートと向かい合う中で、結果が伴わず落胆することが(多々)あるため、一旦戦略を見直すことを本稿の主旨とする。
FXを通じて実現したいこと
僕はFXを継続することで、段階的に次の3つを叶えたい。
①給与収入以外で月10万
②FX損益のサラリー超え
③FXで(安定して)稼ぐ
将来的には専業になりたい。
ここから見える僕の欲求はきっと次の2つ。
(1)金銭的に自由になりたい
(2)時間的に自由になりたい
また、その先にどんな暮らしがしたいかを想像するとき必ず出てくるのは知らない街を旅したいということ。
つまり僕には3つ目の欲求がある。
(3)場所的に自由になりたい
実現したいこと3つとお金・時間・場所の3つの自由を叶えるためにFXは良い方法だ。
そう考えたのはFXには次の特徴があるからである。
a. 平日いつでも取引ができる
b. 集客、在庫の概念がない
c. レバレッジが効かせられる
収益機会が多く、高効率である点が魅力に映ったのだと思う。
また転売、配信のように集客・営業、在庫(先行出金)、高負荷な下準備が無い点も継続を助けてくれる。
「お金を増やしたい」から「FXやろう」に至ったプロセスは今見返しても違和感がない。
でも結果が出ず、俯き加減になるのはきっと戦略にズレがあるからだ。
では続いて、今の戦略を整理しよう。
夫的FXトレードの戦略
“夫的”などと言っているが、何も特別なものでは無い。
今まで本やnote, Twitterなどから学び、自分に合うものを選びいまの形に収まっただけのこと。
主に対象とする通貨ペア:
USD/JPY, GBP/USD, GBP/JPY
表示するインジケータ:
MA, ボリンジャーバンド, RCI
MAの傾きとRCIの売られすぎ/買われすぎに逆らわずに戻り/押しを拾っていく作戦。
原則はMAで支持・抵抗した後の順張り方向へポジションを持つが、指標発表後の大きな動きの中では行ってこい狙いの逆張りもする。
通貨ペアはこれまでよく見てきたペアであることとスプレッドが低いこと、ボラが一定量期待できることから主に3つとしている。
このうち、GBP/JPYは見る専で、ほぼトレードしない。
目標利益の考え方:
月利4%※1
1日あたり目標=(※1)/20
※20日/月で計算
ロットサイズの考え方:
証拠金維持率200%死守※2
ナンピン最大5回として基本ロット数=(※2)/5
このように基本とするロットの数を決めて、1日あたり目標利益額をコツコツと取っていくのが今の基本戦略。
本業があるのでトレードする時間は21:00〜24:00メイン。
さて、ここからが肝心の傾向と対策。
【夫的トレードの傾向】
●1日あたり目標利益達成80%超
●なのに月利4%達成率20%未満
●ナンピン3〜5回の勝率20%
●負け80%が蓄積利益を食い潰す
●ナンピン時の拘束時間が長くなりがち
まず1日の目標利益が取れているのは基本戦術としてMA, RCIの使い方、相場の読み方が腹落ちしてきている成果として認めてあげたい。
問題は勝率が高いのに月利達成が低いこと。
そしてその原因はナンピンにある。
当然ナンピンせず利確できた1玉トレードの時も、逆行したらナンピンするポイントは想定する。
でも大負けしている時には特に3つ目以降のナンピンが相場観からくるものではなく、値頃感からからエントリーであることが地獄の入口なのでは。
ナンピンで救済できない=フェーズが移行し想定から外れている
その場合、逆行したフェーズはそれが否定するまで戻らないのだから当然捕まる時間も長くなる。
ナンピンして捕まるって最悪だ。
ロットも張ってて、含み損が大きいし、
平均単価の調整でさらに追加エントリーはしづらいから。
ただ祈るしかやることがない状態に自らハマって自己嫌悪になる(メンタルを傷める)
そして何より、捕まった時間なにもできない。
これではお金/時間/場所の3つの自由のどれからも遠ざかっている…
【夫的トレードの対策】
改めて文字に起こしてみると、今の戦略はなかなかにイケてない。
発想の転換をするべきは次の点ではないか。
●1日あたり利益×20= 月利4%
●ナンピン5回までOK
●その前提のロットサイズ
原点に立ち戻ると、僕がFXをするのは「お金を増やしたい」から。
そして時間的にゆとりがあることが大事だ。
さらにFXの魅力は取引可能な時間が長く、レバレッジが効くこと。
その魅力を活かす戦略であるべきだ。
いまの戦略では魅力を引き出せていない。
特にレバレッジが効いていない。
先に挙げた課題への対応はこんなところか。
●1日あたり利益×20= 月利4%
➡︎月利4%を週次程度に進捗管理
●ナンピン5回までOK
➡︎ナンピンは限りなく減らす
※チャート上の根拠が厚い時に限る
●その前提のロットサイズ
➡︎値動きの強弱に応じて調整
これはつまりは3つの転換である。
1)“1日いくら”から“取れる時に取る”への転換
2)損失許容から損失低減への転換
3)レバレッジ敬遠から活用への転換
また、限られたスケジュールの中でより効率的に利ざやを取るために次のことにチャレンジしたい。
●順張りエントリー+ホールドからの移行
➡︎逆張りエントリー
より引きつけてエントリー/ 行ってこい狙い
➡︎短時間決着
3〜10pipsから1〜5pips程度にシフト
●21〜24時体制からの移行
➡︎指標発表のタイミング待ち
短期的な大ボラの中でサクッと勝つ
➡︎30分間隔の節目で立ち回る
伸びに期待してポジションを抱えない
短い時間で身軽になる
さて、長くなってきたのでまとめよう。
夫的トレード戦略の更新
主に対象とする通貨ペア:
USD/JPY, GBP/USD, GBP/JPY
表示するインジケータ:
MA, ボリンジャーバンド, RCI
戦略の根幹になる部分は変えない。
目標利益の考え方:
月利4%※11日あたり目標=(※1)/20
※20日/月で計算
ロットサイズの考え方:
証拠金維持率200%死守※2ナンピン最大5回として基本ロット数=(※2)/5
ここでも目標(月利4%)、絶対防衛ライン(証拠金維持率200%)は変えない。
変えるのは次の点だ。
ロットサイズを可変式にする
超短期トレードの徹底
利幅目線を再設定(1〜5pips)
逆張り目線を重視
日利の否定、月利の追求
これに加えて、コスパ向上の観点から「エントリーの待ち方」もひと工夫。
1通貨ペアを継続注視→複数ペアを概観
これは機会損失を減らし収益機会を増やすための考え方。
逆張りにシフトするなら、どの通貨ペアの一時的な上昇/下降も見落とせない。
アンテナを広く張って、その戻りを拾っていくのだ。
瞬間的にレバを効かせて。
果たして、この戦略変更で「短時間で目標通り稼ぐ」ことができるだろうか。
次回、戦略論を語るときは方針転換でなくブラッシュアップでありたいものだ。
ではまた。
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