#011 夫的FXトレード記録‗ドル円230728
「政策金利発表前後はどうだった?」
「・・・」
「久しぶりのその感じな」
「聞かないでください」
「察した」
「だが今後のために見逃すわけにはいかん」
「・・・」
「取り敢えずチャートを見せてみよ」
【ドカン】日銀政策金利発表~ナンピン沼編~
「さぁ、見返すがよい」
「はい…」
「発表前は警戒感からか小動き」
「12:15から一気に動きました」
「初めは下に138.45まで、次に大きく上に141.1まで振れたな」
「その中でどう立ち回ったんだ?」
「いってこい狙い、円高方向が基本と思いましたのでショートで売り場を探してました」
「でも初めは下に振れたこともあり、ロングで入って自動指値に刺さったりと順調でした」
ロング:138.537→138.837(自動指値)
「なんだ、良い感じじゃないか」
「と思いますよね?」
「問題はこの後です」
「ほう」
ショート140.624→139.215
「簡単に何があったか教えてくれ」
「前半戦で利益が積み増せたのでエントリーが甘くなったんですね」
「ロングで高掴み、ナンピンでゼロ着地できるのに、まだ上に伸びると思ってホールドしてしまいました」
「それで手がつけられないところまで値が下がってしまったと」
「です」
「そんな中でよく138.10で追加ナンピンしたな」
「なにか根拠はあったのか?」
「いえ、まったく…」
「見返すとここで追加なんて恐ろしいです」
「ただこれが不幸中の幸い、ラッキーパンチになったわけだ」
「この後ロスカットしてるが無策で倒れるよりは軽症ですんだって感じか」
「そうですね」
「結果オーライでした」
「で、その数時間後にプラ転の水準139.7まで値が戻ったと」
「あるあるですね」
「この時のメンタル状況はどんな感じだった?」
「含み損が膨らみ、140.0→139.0まで下落した時は気が気じゃなかったんですが、138.1で追加ナンピンして138.8辺りに値が戻った時は意外と冷静でした」
「それはなんで?」
「月間損益で考えるとロスカットしても許容範囲の利益が残せたからです」
「本当なら値が戻ってきた分、もう少し待ってゼロ着地したかったですけど、早く楽になりたい一心で…」
「プロスペクト理論ってやつだな」
「おっしゃる通りで」
「今日のトレードから学びはあったか?」
「もちろんです」
「急騰・急落のいってこいは当然いつまでも続かないこと、成功体験や気分の高揚はエントリー・利確の判断を狂わせることです」
「ふむ」
「ただでは起き上がらなかったこと、きちんと失敗に向き合ったことは評価してやろう」
「はい」
「超低金利政策の転換点になり得る要人会見という稀な機会に良い経験をしたな」
「えぇ」
「そう言われるとロスカットはしたものの、今日の損失はポジティブに捉えられそうです」
「まぐれだったとしてもナンピンで損失を低減できたこと、まだ月間損益がプラスであることが幸いしたな」
「ほんとですね」
「ではこれを次に活かしてくれ」
「御意」
※この後、ドル円・ポンドルで取り返し、累計損益±0でこの日は手じまい
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