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7月29日(2006年)冷たいワインと灼熱の太陽と

2000年の対戦では芝生席だったゴール裏は、市原臨海のような仮設スタンドに変わっていた。
「いつもと同じかな、客の入りは」
通路まで溢れるアウェイ側ゴール裏。駒場ならそれも普通の光景だが、甲府のスタッフには初めての経験のようで、明らかに驚いているスタッフもいた。
アイスワインが美味い。
ビールも旨い。
ハンドルを握らなくていい開放感と真上から照りつける太陽に、気分は上々だった。
ガムシャラに向かってくる甲府。受けて立つような形の浦和。いつもこのパターンで自分たちで自分たちを苦しめてしまう。先制点は甲府、やっとエンジンが掛かる浦和。追いついたところで試合終了。
勿体ない引き分けだった。

公式入場者数は17,000人。個人の力でチケットを入手する自信がなく、後援会バスツアーにしたが、車で来ていた仲間が談合坂に着いた頃、バスはまだ高速にも乗っていなかった。さいたま新都心に着いた頃は既に上り最終電車はなくなっていて、自宅まではタクシーで。大宮以遠に帰る友人は大宮の漫喫泊。

芝生席じゃなくなってた


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