9月1日(2018年)救世主、ピッチを去る。
豪雨の影響でキックオフは30分遅れ。ボーイズマッチの時は降っていなかったのに、スタンドにいることを躊躇うほどの大雨。コンコースで仲間たちと角打ちのように1つのテーブルの周りに集まり時を過ごしていた。
ファブリシオまで失うことになるとは…。
試合開始早々にピッチから姿を消してしまった。貴重な交代枠を戦術以外の理由で使ってしまうことは勿論、もしも長期欠場に繋がるような負傷にならないよう、願わずにはいられなかった。
鹿島時代の成績ではJリーグに合う選手とは思えず、ポルトガルリーグで実績を残しているからといって巨額の移籍金を掛けてまで獲得する選手なのだろうか。そんな疑問を結果で覆してくれた。ミドルレンジからでも簡単に枠を捉え決めてくれる。中位から上位を目指すには欠かせない選手になっていた。
怪我の功名か、交代したチュンソンが得点したところまでは良かった。しかし、下手にボールを持たされるとミシャ時代の負の遺産が頭を擡げてきて、シュートまで行かなくなってしまう。「組長」と持て囃されていた 大槻さんがオーロラビジョンに映し出された時の盛り上がり方で「今日はやばいな」と感じた。試合じゃないところでふわっとする時は、集中していない証。軽薄なトピックスに乗ってしまう人が増えたのも「浦和らしさ」が消えたことの一因なのではないだろうか。
どうしてもっとシュート打たなかったんだろう?
中断明けのリーグ戦。
下位クラブに巻き込まれないたよう勝ち点を稼ぎ、早く残留を決めて楽になりたかった。