【日記】2022年5月12日

Google IO

これは、所感をTwitterにまとめた。

映画『アネット』

久しぶりに映画を見に行った。渋谷の「ユーロスペース」。Googleが示す「最短距離」で行ったのだけど、ラブホ街をくぐりぬける道。OK Google

レオス・カラックスの映画は、いわゆる「パリ三部作」と、『ホーリーモーターズ』を観てきたけど久々だった。

各作品(上のやつ)を観たのが、確か学部生もしくは院生の頃だったから、おそらく10年ぶりくらいになる。

久々にみると、非常に主人公の男性目線を中心に繰り広げられる内容で、「そういえばレオス・カラックスの映画ってそうだったな。。。」と反省を込めて思い出す。昔は、その人をあまり寄せ付けない奇抜さに、若気のいたりで惚れていたけれど、いまとなってはあまり共感できなかった。

とはいえ、一緒に来ていた大切な人と、映画を見た後に一杯飲みながら上の話をしたのだけれども、「あまりにも、ベタベタすぎるので、あえてでは」といった感じの意見をもらった。

考えてみれば、序盤はカメラで「パシャパシャ」と撮影される主人公が、後半ではスマホで「ポチッ」と撮影されるシーンがあった(詳細は実際に映画を見てほしい)。主人公のストーリーは、喜劇とも悲劇ともつかない煮え切らない感じで終わる。そうか、これは、あえてゴテゴテの男性目線をベタベタに演じることで、そうした視線にとらわれた人が、現実と乖離していく姿をアイロニカルに描いているのかも、と心から腑に落ちた。

他にも色々と話をしたけれども、こうした話をできる人は自分にとって非常に大切で、しかもそのおかげもあって、映画が2倍楽しい。

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