会話のきっかけレシピ_4C

大月書店通信*第124号(2019/ 5/31)

「大月書店通信」第124号をお届けいたします。

みんながおしゃべりの花を咲かせているなかで、自分だけがポツンとその輪から外れている……。会話がとぎれて空気がどんどん重くなる……。そんな経験をした人は多いと思います。

5月新刊『雑談の苦手がラクになる 会話のきっかけレシピ』の著者、枚岡治子さんも、子どもの頃から雑談が大の苦手で、いろんな人にアドバイスを求めるなど、様々な「解決策」を試みるものの結局うまくいかず、対人関係に疲れ果てた時期があったそうです。

そんな枚岡さんが、フツーとちょっと違うのは、友人・知人から会話のセリフを集めた「会話のきっかけレシピ」をつくり、実践を重ねてきたこと。いろいろ悩みを抱えた末にあみだされた「レシピ」は、枚岡さんを支える「杖」となっている、と言います。

大月書店noteで、枚岡さんにとって初めての本づくりとなった、ドタバタの舞台裏をお見せします。本を読む前でも、読んでからでも楽しめますので、ぜひご覧いただきたいと思います。


新刊案内

5月の新刊です。お近くの書店にてお求めください。

●仕事より休憩時間が苦痛、そんなあなたへ
『雑談の苦手がラクになる 会話のきっかけレシピ』
枚岡治子[著]☆試し読みできます


顔見知りくらいの関係だと何を話していいかわからず、何気ない雑談がとっても苦手。そんな著者が、少しずつ苦手を克服してきたツール「会話のきっかけレシピ」をイラストとともに紹介。「会話の達人」にはなれなくても、気持ちがラクになります。


●親米国家日本をつくった「文化工作」の全貌
『対米従属の起源 「1959年米機密文書」を読む』
谷川建司・須藤遙子[編訳] ☆試し読みできます

冷戦下、日本を自由主義的で親米的な国家とするためさまざまな活動を行ったUSIS(アメリカ広報・文化交流局)ジャパン。影響力のある文化人や大学教員への工作、反共的な映画の製作など、その政策と評価を記した機密文書の全訳。


●特集=権利としての障害児教育――すべての子どもたちに豊かな学びを
『月刊 クレスコ』6月号  no.219


養護学校が義務化されて40年。「障害があっても学校に通う」のは当たり前になったものの、子どもたちの学ぶ権利はまだまだ充分に保障されてはいない。障害児の権利を求める運動の歴史に学び、現在の課題と実践をまとめる特集。


お知らせ★図書目録2019年版を作成しました

2019年版の図書目録を作成いたしました。2019年4月までに刊行された小社の刊行物について、在庫のものを中心にご紹介しております。

☆ PDFファイル版

☆ 冊子版
ご希望の方は、小社までメールにてご連絡ください。無料でお送りします。件名を「図書目録2019送付希望」とし、氏名/住所(郵便番号も)/必要部数の明記をお願いいたします。

編集後記

新潟の選挙に関する本(佐々木寛著『市民政治の育てかた――新潟が吹かせたデモクラシーの風』)を作ったご縁で新潟ファンになり、10連休は家族で新潟を旅しました。美味しいお米や海山の幸だけでなく、商・農・鉱工業のすべてに恵まれた豊かさと歴史文化的な厚みに、東京中心の思考にとらわれない気風の一因を感じました。そんな中、小社でも共著書のある弁護士の打越さく良さんが参院選新潟選挙区の野党統一候補として出馬されるというニュース。不思議なご縁を感じつつ、次は新潟がどんな風を全国に送ってくれるか楽しみにしています。(鰯)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?