個展「始まりから」8月1日より
8/1より清アートスペースにて作品展「始まりから」
を開催します。
コロナの影響で5月の展示が8月にスライド。
テーマとしては本来は人間レストランよりこちらが先のはずでした。
そんなわけですが、よろしくお願いいたします。
「始まりから」は自画像の写真にペイントした作品と黒い海、インクを滲ませて描いた人間の絵で構成しています。
私の内側の一部分、私の底にある感情について。
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「始まりから」
日時:8/1-8/12
場所:清アートスペース
http://www.kiyoshiart.com/
☆オープニングパーティー☆
8月1日18時より!清アートスペースにてお待ちしております。
☆8月2日の21時より、清アートのYou Tubeアカウントからオンライントークショーするよ!☆
☆「始まりから」100部限定作品集発売!☆
☆「始まりから」限定DVD発売!☆
Limited10の動画作品のDVDを発売します!
表紙に手描きのペイント作品がデザインされています。お楽しみに!
↓これは短いバージョン!
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「始まりから」
たくさんの悲しみを知っているけれど、
私はまだここにいる。
悲しみは残っているけれど、
私はまだここで生きている。
逆さまに消えていけと、私を叱る。
逆さまに消えてくれと、私に願う。
「黒い海」
黒い黒い海が私の恐怖だった。
黒い海は私に近づくなと言う。
黒い黒い怒りは強い波になり、白い泡の境界線を作る。
波の音、海の生き物達の怒りの声。
海の泡、海の生き物達の荒い呼吸。
「人間」
人間になりたくなかった。
人間は怖いから。
人間になりたかった。
人間は優しいから。
人間になれなかった。
人間は強いから。
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黒い海は、子供の頃の記憶です。
人間が海を汚したというニュースを見るたび、海が怒っていないかと怖かった。津波や海の事故が起きるたび、海が怒ってるんだと感じていた。
海が怖いのに、未知の世界への憧れもあった。
人間のいない世界はどんなものだろう。
地球にとって人間は必要ない。
人間のいない世界が正しいものに思えた。
人間は自分勝手だ。
私は自分が人間である事が嫌だった。
自分だけはそうでありたくないと思う感情こそ、人間らしい浅ましい感情だと恥ずかしくなる。
人間らしくいたいと思う時、人間は立派で美しいものとして存在している。
私はまだ未熟で、そんな人間にはなれてない。
逆さまに消えて行けと、そんな時に思うのだ。
たくさんの悲しみを越えて、長い長い境界線を見つめて、
私はまた始まりから私を始める。
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