【トレーニングに学ぶ、人生のコツ】
トレーニングに学ぶ、人生のコツ
トレーニング・エクササイズ・フィットネス・開脚などストレッチ・ヨガ・ピラティス・ランニング・学習・事業・株式投資・結婚生活・友人関係・健康管理・嫁姑関係・・・
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選ばれ抜かれた野球選手の打率ではないですが、我々の人生は、それなりに真面目に生きていれば、計画や予想通りにうまくいくことが、全体の2割ほどはあるかも知れません。あとの残りは苦難や挫折・失敗の連続です。
（従わぬ者を粛正し犯罪を繰り返せば一時的に4割ほどには上昇）
はじめから、人生の5割とか6割がうまくいくものだと思っていると、どうしても、不満や不安や不足感に満たされることになります。
そして、不満や不安や不足感に満たされた人は、「食べ過ぎる」「呑み過ぎる」「頑張り過ぎる」「買い過ぎる」など「過ぎる」行為に走ります。
一説には、筋トレをして一回で出る成果は、0，1%に及ばない程度だと言われています。
それも、適切なフォームと回数で、適切な栄養素を適切な時刻に適切な量だけ摂取して、適切なウォーミングアップやストレッチ、
十分な水分や睡眠を心掛け、カフェインやアルコールに依存することなく、適切な時間おこなえた場合の話です。
「ほんまかいな！？」と言う声が聴こえてきますが、仮に1%もの成果があれば、たった100回汗を流してトレーニングするだけで理想の状態に達することになってしまうのです。
通常、週に2〜3度過酷なトレーニングをすれば、一年間に100数十回おこなうことになりますが、
実際にはわずか一年で安定的で継続的な理想の身体を手に入れる人はいません。
（現実は、さらに故障や加齢、不測の事態で一進一退の場合もあります）
よく「ライザップなどでは3ヶ月ですごい身体になっているよ？」
と言われますが、コミット期間を経て5年後に100人中何人がその身体を維持しているでしょうか？
それは安定的で継続的な状態ではありません。
いっとき自分の人生を「他人に決定・操作依存して体裁を整えた」だけです。
人生全体もこれに似ています。
ちょっとずつ継続的におこなう方法以外には、何事にも到達できないことの自覚があれば、欲張っても仕方がないことがわかります。
無理をして頑張ったところで、それは自信のなさの裏返しであることが実感できます。
焦って飛ばしたところで、結局は次の赤信号につかまって無駄な労力だったと悟ります。
だから腐ることや、すぐに諦めることもなくなるのです。
だって、はじめから、ほぼ目に見えないほどの速度でしか成果は出ないのだから。
最初に挙げた、ヨガや筋トレや結婚生活などなどで頓挫する原因は、怠けたからではなく、結果を焦って欲張って、「頑張ったから」という場合のほうが遥かに多いはずです。
トレーニングなどの実践者、指導者なら誰でも知っていることですが、意外と多くの方々が知らないことは、
トレーニングなどの最中には、せっかくこしらえた筋肉を破壊して後退とも言える作業をしているのです。
その後に適切な休息と栄養摂取をする、トレーニング時間より遥かに長い時間に於いて、修復作業が、元の状態以上に進化しておこなわれ成果が出るのです。
知識を得ても、焦ってガムシャラに学ぶばかりでは成果出ません。
しっかり睡眠をとり、海馬の一時記憶を、アウトプットできる状態にまで脳内に落とし込まなければなりません。
結婚生活も事業も友人関係も、何もかもが、焦って欲張って結果を急ぐほどに、悪循環に陥ります。
株式投資では、実に90%ほどの人が大きな損失を出していますが、その理由は簡単です。
私が、今から株式投資などをはじめる人に声をかける定番の文句があります。
「もしかして、儲かると思ってはじめる？ 来週にはその500万円全てがなくなると分かっててもやる？」といったようなことです。
なぜ何十年も証券会社で実践を積んだ海千山千の投資の猛者ですら多くが市場からの退場に至るような厳しい世界に於いて、赤子のようなレベルの人々が、「適当に買っておきと儲かるんじゃない？」などと夢のようなことを考えるのでしょうか？
やればやるほど、胃に穴が空くほど必死に努力をしても、その数百倍も経験と努力と資金力のある人々に一瞬で喰われてしまうのです。
しっかり休んで、色々な循環を良くして、再スタートを切りましょう。
一生涯をかけて成果を出すのです。0，001%ずつであっても。
すべての努力には、「ほぼ（目に見えるような）成果はない！」ああ、なんて心地のよい「満足と安心」を生む事実でしょうか。
《運動の効用》
運動や柔軟を行うことで得られる効果・効用と言えば何を思いつくだろうか。
血流促進？ 新陳代謝アップ？ 体力や持久力、関節可動域や柔軟性の向上？
もちろんそれらを得ることも可能だが、
運動を真剣に行なっている選手たちに例外なく共通するものと言えば何だろうか。
規則正しい生活、つまり自己管理が自然と身につくことだ。明日も、その先にも、良いパフォーマンスを維持向上しようと思うなら、きっと夜更かしはしないし、喫煙や深酒などあり得ない。
食べるものにも意識が高まり、気づけば健康オタク的に詳しくなっていく。自分の身体が知らないうちに不調をきたしていたなどと言うことも無くなる。日々、自分の心身の状態に意識が高まるからだ。
引いては、姿勢、目の輝き、声の張り、仕事への前向きな取り組みなど、あらゆることに相乗効果が現れてくる。
スポーツ選手がモテるのには、それなりの理由があるのだ。
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