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夏休みにわかる、自身の子育ての方向性


夏休みにわかる、自身の子育ての方向性



 夏休み、ストレス過多の保護者も多いようですね。

親のつとめはなんでしょうか?

一日ずつ、子どもの世話を減らすことです。


どんどん子どもに任せる範囲を拡げていくと言うことです。

ネグレクトではないので、調理や食事や着替えや入浴ができない年齢の子どもには養育してあげなければなりません。

しかしそれは、本当にできないのなら、です。



孤児院(児童養護施設)にいる幼児や、貧困国で、親が稼ぐことに必死でろくにかまわない幼児は、どんどん何でも自分でやっていきます。

手間をかけるほどに愛情深いわけではありません。

ネグレクトではないので、自分が面倒な部分を、「勝手にやっといて!」と丸投げするのとも違います。



「子どもにやらせると失敗しそうだ」

「自分がやったほうがはやい」

「失敗したら、その処理が面倒だからやってしまおう」

「近隣や学校の先生などに、自分が「いい加減な親」と思われたくない」

「子どもを自分の思い通りに動かせたい」

「叱る快感の依存症のようだ」



これは、単なる親の自己満足や、覚悟が足らないだけのことです。


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なかなか「子どもに任せる」と言うのはしんどいものです。

だからつい手や口を出してしまうのですが、出せば出すほど、「やれない」「やらない」子に育ちます。



ある多忙な自営業の4兄弟姉妹の家庭では、もう3歳や5歳になれば、当たり前のように下の子の面倒をみて、

7歳にもなればできない家事はなかったそうです。

掃除洗濯は当たり前。しっかりアイロンもかけて、お母さん顔負けの料理も作れたそうです。




自己肯定感が乏しく、承認欲求に飢えた親は、子どもとの繋がり、子どもからの感謝の言動でそれを埋めるために、過剰にかまう傾向があります。

そして、どんどん自分の手元から離れて自立していってしまうことに、寂しさや不安感を覚える親も多いのです。


つまり、無意識ながらも、いつまでも子どもから親自身への依存性を保持したいのです。

そして、「いつまでもダメな子ね〜」と言いながら、どこかで、自分の精神の安定を図っていると言うわけです。


思いっきり任せて、思いっきり失敗させて、思いっきり親子で恥をかいて、一日一日、親から自立して離れていけるように育てましょう。

実際そこでは、「親も自立していきます」


とっとと子どもが自立して、いなくなって、親自身が自立して、気持ちの良い納得のゆく死を迎える覚悟で、自分の人生を歩んでいかなければなりません。

ベターっと子どもにしがみついてお節介。

「進学は?」「南進でいいの?北進のほうが良いのでは?」「就職は?」「結婚はまだ?」「孫はまだ?」「孫を連れていらっしゃい」


少しは、ほかっとけい!



そうやっていつまでもベタベタの関係を続け、子どもの自立などお構いなし。
実際には単なるエゴです。そして恩着せがましい。相互に依存の甘ったれた関係が心地よい。

少しも自分の人生など生きていないくせに、さも私は貢献している。活躍している。私のおかげでやっていけているとして、

自分の本当の姿、実態と真正面になって向き合わず、苦しみから逃れているのです。


好かれようとして優しく便利が良いから、子どもや孫には人気者ですが、そのパターンだと、大概は親自身の夫婦仲はイマイチで、

我が子の配偶者とは、「この人、便利でいいなあ」と割り切る配偶者でない限りは、仲がうまくいかないことが多くなります。

自分の縄張りを作って、その狭い世界で仕切りたいから、違和感を覚えられるのです。

つまり、子どもの夫婦仲を崩壊させる一因になったりします。そして我が子が出戻ると嬉しそうにする親もちらほら・・・


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