談____1_

公私混同するメリットを考える

さあ、「時間を科学する」時間だ。なんて大げさなことではないが・・・

僕達には、1日の内に出来る事は限られている。
もちろん、寝る時間を除く必要がある。
短く見積もって6時間としておこう。それ以上短いと身体的に苦痛だと思えるからだ。
そのため、実稼働時間は18時間と考えます。

なんだ、仕事の時間が定時でだいたい8時間が一般的だから、10時間もプライベートな時間があるってことじゃないかあ・・・・

さて、皆様には10時間ものプライベートな時間を実感できていますか?
人によっては通勤時間往復4時間なんて人もいますね。それでも6時間もプライベートな時間があるんですって。

朝起きて出勤までの時間。帰宅して就寝までの時間。
それぞれが3時間あるとしましょう。4時間でもいいです。5時間でもいいですよ。
そのあなたの時間は何に消費されていますか?

残業がある人はプライベートな時間はもっと削られます。

おや?一日の内で自分がやりたいことができる時間って、仕事の時間よりも少ないじゃないか。前後に振り分けてしまうと、実感できる連続した時間は短いように感じられますね。

ちなみにこの仕事をしている時間帯と、プライベートな時間帯。
人によっては、昼型の人、夜型の人といます。
あなたの身体が活発な時間帯には、何をしているのでしょう?

その時間帯に世間一般で受けられるサービスは、受けられているだろうか。
もちろん、金銭的な部分もあるでしょう。電話をしたら営業時間外だっていうこともあるでしょう。自分の活動時間帯になんでサービスがないんだよって嘆き悲しんで、24時間サービスして頂戴って思うわけだけど、それは即ち誰かの労働時間ってことでもあるわけです。

すべての人が同じ時間帯に活動はしてはいないのです。
時間的な交差は、スケジュール管理的にとても難しくなってきています。

仕事にはキーマンが必要です。キーマンが活動する時間に合わせると生産性は伸びます。キーマンの非活動の時間帯に仕事をしても、生産性は伸びません。

残念ながら、その活動は全て空振りということになります。
そのため、企業は「キーマン」と一緒に活動する時間を「定時」と決めています。

そう、この「定時」という基準は、あなたの「キーマン」が社内に居ればの話です。報連相で相談する上司と共に事務手続きをする人のための「定時」です。

もし、あなたが新入社員であれば「キーマン」と共に仕事する「定時」は有難いことでしょう。

自分で仕事を見つけたり、そもそも「キーマン」が自分であり、社外情報を入手しなければ仕事が出来ない人にとっては、「定時」など無意味なのです。「キーマン」は「消費者」である可能性も高い。ビジネスマンがビジネスマンと仕事をする時間。それが「定時」なのでしょう。多くの人は、この時間に納まります。

納まります?仕事をしているのです。自分の仕事以外の話を、他のビジネスマンから聞いている時間はありませんね。

仕事をする時間が決められていると、やるべき時間に成すべきことが出来ないという事にもなりかねません。

そんなことから、24時間仕事モードになっている人もいます。医療系関係者で人の命に関わる人。その人にしか出来ない技術がある人。サポートしてくれる人がいない人です。人材教育を怠っている人もその傾向は高いです。

そういう人は、自らが希少価値となり、一回あたりの単価を高くし、稼働時間を限る人もいるでしょう。希少価値が高くなればなるほど、24時間働くのではなく、働ける時間に働くという殿様基準を作り出す事になるでしょう。

私達は常に助走しているし、遠くに飛べるように走り込んでいるのでしょう。
いざ、飛び立とうとする時に息切れしてしまう人もいるのではないでしょうか?
助走が短いと遠くに飛べないこともあるでしょう。
仕事の準備期間が短いと、大きな仕事を成す事ができないというのと同じことでしょう。

しかし、競技は走り幅跳びだけではないのです。
棒高跳びだって、マラソンだって、短距離走だってあるのです。
走りこむ時間は、仕事の内容によって人それぞれでしょう。

人それぞれ、仕事に向き合う時間は違っても良いはずです。
仕事の時間とは、助走の時間を含んでいるのでしょうか?
飛んだ瞬間、スタートからゴールまでの時間、
その結果のみを仕事とみなすのでしょうか?

一位、二位という競技の結果だけで、フルタイムの成績は見ないという結果だけで、仕事を行うということは、晩成型を育てない環境でもあるのです。

技術啓蒙活動というのは、芸術家も含め晩成型に投資することであるのではないでしょうか?

糸井重里さんに聞いた「公私混同」する働き方 (1) 「働いている時間とそうじゃない時間が混じって、その人のキャリアになる」 http://buff.ly/1AKoDWS


最近、何かと話題な「情報リテラシー」の話題を考えます。
これも公私混同という考え方が無ければ始まりません。

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