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夏のはじまり

 空が青くて日差しがじりじりと肌を射す。白くもくもくと浮かぶ入道雲に夏のはじまりを感じる。

 異動してから4か月が経とうとしている。新しい職場、新しい人、新しい子どもたちにも慣れてきて、関係性も環境も自分で一からつくっていく面白さも知った。

 今日からわたしがチューターを務めているPEICESのCitizeship for Children(CforC)の今年度のプログラムが始まる。新体制で臨む初回の講座に、わたしは残念ながら別の音楽療法の講座があるので参加できないが、いよいよ始まるのだなとわくわくしている。CforCの醍醐味はやはり集団のダイナミクスだと思う。これはプログラムでありPEICESによって意図的、計画的にデザインされたものではあるが、やはり誰にも予測できないものが参加者から生まれひろがり、つながり、つむがれ、育まれていくのである。それは自分自身の価値観であったり、目標であったり、今まで目を背けてきた感情だったり、見過ごしてきた社会の歪みに対する自分の願いだったりする。昨年度のプログラムでも参加者の人の葛藤や迷いから、私自身も新たな視点から物事をみて考えるきっかけを与えてもらった。ここでは運営も参加者も、ひとりの人間としての在り様が否応なく出てしまうし、無意識のうちに互いに影響しあっている。そこが好き。

 さて今年のCforCでは何が生まれ、ひろがり、つながり、つむがれ、育まれていくのでしょうか。それは誰にもわからないけど、きっと素敵なことが待っているに違いありません。わたしもその場で感じるものを大切に、参加者のみなさんがありのままをさらけだしても安心して居られる場だと感じてもらえるよう、努めていきたいです。

 ではみなさん、暑くなってきましたので体調にはくれぐれも気をつけて、自分をいたわる時間を大切に。ご自愛くださいね。また次のnoteでお会いしましょう。それでは~!

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