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インド占星術と西洋占星術の違い

「今日の牡羊座の運勢は、、3位!」

など、一般的な星占いはほぼ西洋占星術から見たもの。それくらいメジャーなのが西洋占星術ですが、実は的中率の高さで有名なのがインド占星術✨

インド占星術はヒンディー語で、

「ジョーティシュ(光の科学.知識)」

といい、論理的で数学的な技法を使っていることから占いというよりも科学や知識という認識が強いようです。

哲学思想を学ぶと「人も含めた自然界全てが繋がりをもった生命体である」という視点にたどり着くのですが、同じくインド占星術でも私たちの人生は星々や惑星の影響を受けていると考えます。

アーユルヴェーダやヨガと同じく、ヴェーダの教えのひとつがインド占星術です💫

カルマ(宿命)観とは▼

インド占星術と西洋占星術はともに惑星の影響を受ける占星術ですが、その運命観に違いがあります。

西洋占星術では天体配置や運行状況が運命を決定すると考えますが、
インド占星術ではなぜその人はそのような天体配置時に生まれたのか(どのようなカルマを持っているのか)を重要視します。

カルマ=業(行為)といわれ、このカルマがホロスコープ(出生図)に記されています。

自己のカルマを知り、受け入れることで人の魂は成熟します。その成熟度が高まれば相対的に苦しみが減り、自らの強みや長所を活かす努力が可能となります。

インド占星術では、決められた運命は全体の7.8割、残りは自由意志だと言われており、その自由意志で決められるカルマを最大限活用し、努力の方向性とタイミングを学んでいきます。

世界観▼

西洋占星術では物質的に成功・発展し、自我を満たすことで幸せを求める「自己実現」を重視します。
そのため太陽(社会性や自我意識)に重点を置き、私の星座=太陽星座を指します。

インド占星術では高次の意識に繋がることによって幸せをもたらす「精神的な成長」を重視します。
そのため、月(心や感情、内面の世界)に重点を置き、私の星座=月星座を指します。

インド占星術では天空を27分割する「ナクシャトラ」という月星座があるのも特徴です🌙

特徴①▼

西洋占星術と1番大きく違うのが、「12星座の起点(牡羊座の0度)を決める座標が異なること」です。

インド占星術は「サイデリアル方式」という銀河系のある恒星群を基準に牡羊座の0度を決めます。夜空に見える星座とほぼ同じ座標の星座を使います。

一方、西洋占星術は「トロピカル方式」という春分の日に太陽があるポイント(春分点)を牡羊座の0度と決めます。地球の歳差運動によって、インド占星術とは現在約24度のズレが生じています。

特徴②▼

使用する惑星は両者ともに太陽、月、火星、水星、木星、金星、土星と、

西洋占星術はそれに加えて近代発見された天王星、海王星、冥王星です。

また、主に使用する天文学的特異点として

●インド占星術はアセンダント/ラーフ/ケートゥ
●西洋占星術はアセンダント/ドラゴンヘッド(ラーフ)/ドラゴンテイル(ケートゥ)/MC/IC

があります。

ホロスコープは、西洋占星術が円形で惑星同士のアスペクトを重視するのに対し、インド占星術は四角形でハウスを重視します。

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このように、同じ占星術でも根底の思想が違うのでホロスコープから何を得られるかが変わってくるのが面白いところです⭐️

今となっては私自身がアーユルヴェーダに触れていたり、思想としてもフィットするのがインド占星術だったためこちらを採用していますが、そういえば最初にインド占星術に興味を持ったのは大学生の頃でした。

その時は難しすぎてすぐ諦めたのですが、結局学ぶことになっていることにご縁を感じます(笑

生年月日と生まれた時間、そして場所がわかればホロスコープを出せます。下記サイトもご参考ください🧙‍♀️

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足を運んでいただきありがとうございます。楽しんでいってもらえると幸いです(^^)