見出し画像

【アンガールズ】田中「いやぁ〜悔しいなぁ〜」【ジャンピン】

山根「何がよ(笑)。今日はどうしたのよ。」

の冒頭から始まる、「オールナイトニッポンPODCAST アンガールズのジャンピン」を私は多くの人に勧めたい。

特に、「普段から言葉を選んで喋り、それが小さなストレスになっている様な人」にこそ聞いてほしい。「相手を不快にさせないように発したところ、自分に僅かな不快が溜まった人」でもいい。

このポッドキャストはそんな方たちの日頃の鬱憤を解消してくれる。



まず普段私がどの様にこの放送を聞いているか紹介したい。

私はジャンピンをAmazon musicから聞いている。Amazon musicはunlimitedという有料会員にならなければ音楽は聴き放題にはならない。しかし、ことポッドキャストに関してはその制限がないので重宝している。毎度毎度アプリ起動時に有料会員への広告が流れるものの、やはりサブスクも厳選しなければならないため、泣く泣くスキップさせて頂いている。
また、Amazon musicは放送のダウンロードが可能である。よって自宅などのwifi環境下でダウンロードし、出先で聞くとデータ量が節約できるのでおすすめだ。


次に「ジャンピン」の魅力について語っていきたい。

その1、ゆるい。
ゆるい、なんと言っても放送の雰囲気がゆるい。これが非常に心地よい。アンガールズのお二人の脱力したトーク。朝聞くよりも夕方以降の疲れた時間帯などにマッチする。このゆるい感じで1時間しっかり聴かせるのだから凄い。やはり芸能界で長く生き残っている方は違うなと感じる。

その2、激しい。
その1と真逆で申し訳ないが、実際そうなのである。放送内でのコーナーやお二方の言動はかなり他方に喧嘩を売っている。それが面白い。

例えば、放送初期などは同じポッドキャストをやっている「トータルテンボスのぬきさしならナイト」に田中さんがかなり喧嘩を吹っ掛けていた。「ジメジメしている」「元気がない」などトータルテンボスの大村さんを名指しで酷評していた。

この田中さんの目的はオールナイトニッポンポッドキャストを盛り上げること。つまり複数の日本放送のポッドキャストの火に油を注ぐことで、全体的に盛り上がっていこうという狙いがあったのだろう。また、ジャンピンは日本放送のポッドキャストではかなり後発であったためそれも起因しているのかもしれない。後発組であるがゆえに、昨今の炎上商法によって一気に知名度上昇を狙ったのだろうか。

その甲斐あってか、「ジャンピン」「ぬきさし」両放送ともに活気づいたように思う。その理由として、ぬきさしリスナーからジャンピンにメールが届いたり、ぬきさしの方でも大村さんがアンガールズ田中さんに悪態をついたり、挙句の果てにアンガールズ山根さんの奥さんがぬきさしに出演したりと、他ラジオでは観られない壮絶なプロレスが繰り広げられた。
また、トータルテンボスのみならず、銀シャリ、トム・ブラウンとも戦いを繰り広げており、非常に聴き応えがあった。ただ、本気でいがみ合っているのではなく、あくまで仲良く喧嘩しているだけなので悪しからず。田中さん自身この一連の騒動をプロレスと表現している。この一連の流れは非常に楽しく聞かせていただいた。

また、普段の放送スタイルも割と激しめである。田中さんが大暴れし、山根さんがいなす。かと思うと、意外に山根さんが前触れもなくとても危険な発言をする。その発言に対し田中さんが「お前、それは言いすぎだろ(汗)」と呆れ笑い。この応酬が面白くてたまらない。
最近は前述のような他媒体との「合戦」は落ち着いたものの、面白さは依然健在である。


その3、リスナー。
ラジオやポッドキャストの第2の主役といっても過言ではないリスナー。ジャンピンのリスナー、もとい「リトルジャンガ」達。彼ら彼女らもまたジャンピンを語る上では欠かせない存在である。

リトルジャンガたちの特徴として、MCがアンガールズということもあり、リスナーもそれなりに年齢層が高めである。家庭を持っており、それなりに安定している層が多いように思う。私は他にも霜降り明星やマヂカルラブリーのオールナイトニッポンを聴いているが、明らかにリトルジャンガは年齢層が高い。
そしてそんな長年の含蓄を持ったリスナーから送られるメールがまた面白い。確かに若くはないので言葉に激しさはない。しかし、文面にどこか扇動する様な、焚きつける様な表現が随所に見られる。これをアンガールズの二人に送ることにより、さらなる二人の「滾り」を渇望しているように感じる。

コーナーの1つである「有楽町リベンジャーズ」。ヤンキー漫画が流行ってしまっているこのご時世に一石を投じようとするこのコーナー。アンガールズ自身、学生時代にヤンキーから被害を被ったそうだ。そんなヤンキー被害をリスナーたちからも募集し、互いに慰め合い、ヤンキーに怒り、そして滾っていこうという名物コーナーである。
このコーナーがまぁ面白い。特に被害報告。ヤンキーらの悪逆非道で理解不能な行動に、申し訳ないが笑ってしまう。筋が通っておらず、非論理的で、突拍子もない行動ってなぜあんなに面白いのだろうか。そしてヤンキーに対してほぼ無抵抗にやられてしまったリスナー達にも笑ってしまう。
他にも「令和人間図鑑」「ゆるふわ大喜利」など楽しさの中に毒のあるコーナーが揃っている。ぜひ聴いてみてほしい。


1,ゆるさ。
2,激しさ。
3,リスナー。

これらが私が考えるジャンピンの魅力だ。
私が思うに、アンガールズもリトルジャンガも内向的な性格なんだと思う。実際私もそうであるし。そして普段は言えない激しめの思想をこのポッドキャストという場で、アンガールズの二人を媒介に、熱い「滾り」に昇華しているのだ。
まぁ、愚痴を言われればそれまでなのだが・・・。


これらが私がジャンピンをおすすめする理由だ。
普段は落ち着いているが、心の中では激しい思想を持っている方などには特にオススメする。
また、公式HPで今までの放送分をすべて聞くことが出来る。これはすごい。


みんなもジャンピンを聴いてニヤッとしよう!




#わたしとポッドキャスト

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?