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【文通 #3】Brooklyn Parlorには行かない2人


Atelier momo×OTO OTO
文通『moTO moTO dayori』
vol.3


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2020年、
作家仲間である
Atelier momoとOTO OTOは
文通をはじめることになりました。
その名も、
『moTO moTO dayori』
(モトモトダヨリ)

お互いに向けたお手紙を
「公開文通」という形で
noteに記していきます。
月1〜2通くらい、ゆるく更新予定です。
こちらは先日、
momoちゃんから頂いた最初のお手紙。


今回は、わたしからmomoちゃんへのお返事です。


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momo さま


こんにちは。

1月も、もう20日ほどが過ぎました....。早いですね。


先日のお便りでオススメいただいた『ホーム・アローン』 もちろん、名前は知っていました。とっても有名な映画。でも実は、観たことがないんです。(もしかしたら小さい頃に観たことがあるかもしれませんが、記憶になくて...)でも、

お話にでてくる背景の、
クリスマスのきらきらした街の感じ、
ニューヨークの夢みたいなおもちゃ屋さん、
おうちの家具とか調度品、カーペットや壁紙、
そしてママの髪型やファッション

という、可愛いポイントを聞いて、すごく興味が湧きました。

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わたしは好きなものに、かなり偏りがあって。映画で言うと、邦画しか見ない傾向があります。もともと邦画にハマったきっかけは、20代前半のときに、毎日仕事がしんどかったので、家に帰ってきてからそのしんどい気持ちをリセットしたいと思ったことでした。

週5本くらい映画を借りて帰ってきて、ご飯を食べてお風呂に入ったあと、寝る準備を整えたら、部屋を暗くして映画を観ていました。半分寝ながら観ていたので、目を閉じてもセリフが分かるものが良くて、邦画を選んでいたんです。

そうやって、映画の世界に入りこむことで、夜だけでも、日常の気持ちから離れたかったんですね。

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それがきっかけなのか、いつの間にか邦画しか観ない暮らしになってしまいました。でも、ホーム・アローンは是非とも観てみたいと思います。こうやって、自分の知らない世界を教えてもらえるのは良いですね。

momoちゃんとわたし、実はあまり好きなものが似ていなかったりしますよね?好きな音楽も全く違うし、旅に関しても、momoちゃんは海外旅行が好きだけど、わたしは国内旅行派だったり。

お互いの好みだけを考えると、いまの関係性に至ったのが少し不思議なんですが、仲良くなったきっかけってなんやったんやろう?と、少し思い返してみました。

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出会ってすぐの頃、「2人でお茶をしましょう」と、わたしからお誘いしたことがありました。その時は、momoちゃんの好きなものを何1つ知らなくって。どんなお店に行ったら良いか分からなかったので、とても無難に、オシャレな感じかなと、わたし自身ほとんど行ったことのない「Brooklyn Parlor」を選びました。 

そして、席について、お茶をし始めて少し経った頃「Brooklyn Parlorを選ぶなんてナウいですね」と言って下さったんです。

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でも、全くナウくない私。「いえいえ、無難かなと思いまして。わたしはあまり来たことがないです。」と答えると、momoちゃんは「わたしもです」と返してくれました。

そんな会話をして、なんだかとても安心したのを覚えいます。

ああ、なんだか同じ感覚。と。

きっと、古い喫茶店でも一緒にお茶を楽しんでくれる方なのかな。そんな風に思ったのです。2人でお茶をするまではとても緊張をしていたけれど、あの日を境にぐっと距離が近づいたように思います。

好きなものが一緒でなくても、

“好きな感じ”が似ているから、仲良くなれたんですね、きっと。居心地の良いものが似ている、とかそういうことなのかな。

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さて。

わたしは外国の日常や、誰かのあたりまえ、ということにとても興味があって、そういうものを垣間見ると、うわぁ尊い、、、と思います。
hoi姉はどんな瞬間に尊さを感じますか?

先日のお手紙に、こんな風に書いてくださっていましたね。わたしの尊い瞬間かあ、どんな時やろう?なかなか聞かれることのない質問だったので、少し考えてみました。


(考え中)


(考え中)


例えば...

・夕方、作品発送のために郵便局に行った帰り(郵便局が閉まる間際に行くことが多いので、17時前とか)綺麗な夕焼けが見えた時、

・どこかへ出かけた帰り道、夜に月が見えた時、

・近所の道を歩いていて、どこかのおうちで育てているお花が綺麗だった時、

そういう景色を見れた時ですかね。好きなアーティストのライブへ行く、美術館へ行く、というような自発的なものではなく、日常の中でたまたま綺麗なものに出会えた瞬間は、尊いなあと思います。

momoちゃんと同じく、「尊いもの」というのは、きっと特別なものではなくて、なんでもない日々の中にあるのかもしれません。

それでは今日はこの辺で。


追伸

今年に入って、HuluからAmazonVideoに乗り換えまして。グータンヌーボが配信されていたので懐かしいなあと思いながら見ているのですが、毎回最後にゲストのオススメスイーツを食べるシーンがあって、剛力彩芽さんがあの「オードリー」を紹介されていました。

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momoちゃんのオススメスイーツはありますか?

hoi


ーー プロフィール ーー


■Atelier momo(アトリエモモ)
お花とアクセサリー

■ OTO OTO(オトオト)
折紙の輪っか飾りみたいな作品たち


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