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音野里たより(44)〜ああ人間〜

夏の暑さもいくらか安らいできた。
日差しは強いけど、ときどき涼しい風が吹いたりする。

畑は暑さにやられるものが続出しているが、
ひとり気を吐いているのがシソ!
勝手に生えてどんどん増えている。
とても食べきれない。もったいない〜。

茎がどんどん太くなり、木の幹みたいになってる。
去年も草刈り鎌では切れず、ノコで切り倒した。
この栄養のない痩せた土地にぴったりなんだろう。
水をやらなくても、虫に食われても平気だ。
小松菜や青梗菜などもこんな風に育ってくれたらいいのに。

人間も他の動物みたいに、自然にとれるものだけ食べて生きていければ
いいのになあ。
そしたら、バナナも食えないし、コーヒーも飲めないね。強欲だ。

人間はとれるものでは飽き足らず、植物を品種改良し続けてきた。
その結果、不相応な葉や実をつけて、人間が網や支柱で支えてあげないと
生きて行けない姿にしてしまった。

家畜も同様だ。
そして、鳥フルや豚熱などが流行ると皆殺しするのだ。
これらは人間には感染しないし、食べても害はないと言う。
それが本当ならなぜ皆殺しするのか。人々の安心安全を守るため?
生かすも殺すも人間様次第。

人間の業は深い。
こんなわがままな生き物が未来永劫生き続けられるとは思えない。
そんなエラソーなこと書いてるボクもその一員だ。
それを忘れないために、自然農ごっこしてるのかなあ。


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