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らしさとは?

社会人になって4年目の娘が、仕事が慣れてきたが故にいろんなことを任され、残業や出勤が続き、ここ数ヶ月体調やメンタルが不安定に。
漢方や整体などいろんな人の助けを借りながら、乗り越えようとしています。

そんな中、「あなたが自分らしく生きないと、娘さんも自分らしく生きれいない。まずあなたが変わったら、娘さんイキイキ生きれるのでは。まずあなたが心の声に従って生きないと。」とおっしゃってくださった方がいて・・・

「自分らしく生きるってどうしたらいいのでしょうねー?」と問いかけてみました。

ちょうど伝えたい言葉を伝えられないでいる話をしていたので、
「その思いを伝えること」と。
それはそうだけど・・タイミングもあるし・・

とその前に・・娘もう27歳なんですけど。
もし娘が娘らしく生きていないとして、それは娘が向き合うべき問題で、全く関係ないとは言わないけど、もう私の生き方とは別なのではないかと。

もし私の生き方が影響していたとしたら、いつまで引きずるねんって。

ということで・・「自分らしさって何?」というテーマに向き合ってみました。


AIアシスタントに聞いてみた。

しばらくnoteを書いていなかったら、AIアシスタントなるものが新しく導入されていて、「自分らしさとは?」と、問いかけてみした。

①実例から考える自分らしさ:周りの目を気にせずに、自分が本当にやりたいことを実践している人を取り上げ、その生き方から自分らしさを考えるアイデア。

②社会的な役割から考える自分らしさ:仕事や家庭、友人関係など、自分が担う役割から見た自分らしさを探るアイデア。

③現代社会の影響から考える自分らしさ:SNSやマスメディアなど、現代社会の影響を受けた私たちが、本当に自分らしい生き方を送るためのアイデアを考える。

 ④自己肯定感から考える自分らしさ:自分自身を肯定することができず、自分らしさを探せない人に向けて、自己肯定感を高める方法を提案するアイデア。

⑤変化から考える自分らしさ:人生の節目や転機で、自分らしさを見失いやすいもの。そんな時に自分らしさを見つけるためのアイデアを考える。

上記に書かれていること、どれか一つじゃなくて、全部ひっくるめて「自分らしさ」なのだと思うけど・・・どれも私の思う自分らしさじゃないかな。


占星術的に

占い師なので・・・その立場から。

西洋占星術のホロスコープや、四柱推命の命式は全体として「らしさ」を表しているものだと思います。

「らしさ」を「性格」として捉えるのか「生き方」として捉えるのか。
「性格」として捉えた場合、太陽星座や月星座がその人の性格を表していると捉えるかな。

太陽星座はどちらかというと「理想の自分像」として捉えています。
月星座の方が、素の自分としてより性格という定義に近いかも。

そして月は幼い頃、まだ自我が確立していない頃に、刷り込まれたものとして表され、また月は「母」を象徴します。
(金星も母として捉えます)
となると・・・性格形成には、「母」という存在が大きな影響を与えていることは確かです。

我が娘に、私の生き方が大きく影響していることは、私自身自覚しています。
私自身の生き方に、我が母の生き方の影響を受けていることも、自覚しています。

また占いの現場で、その人の抱えている問題の奥に、母との関わりがある場合も多々あるのも確かで。

出生図のホロスコープは、その辺りを如実に表していることもしばしばです。

大きな影響を与えているとはいえ、それがトラウマになる場合もあるだろうし、そうじゃない場合もあると思います。

その事実をどう捉え、問題があるとしたらどう解決していくのか。

「問題は解決するためにある」のだそうです。


らしさを「生き方」として

「私らしさ」はどちらかというと、「生き方」として捉えられていると思います。
西洋占星術的的には、アセンダントと、アセンダントルーラが、「生き方」に最も影響を与えてるのではないかと。

例えば私は、アセンダントがみずがめ座で、ルーラがおひつじ座土星で、2ハウスにあります。
(現代占星術ではみずがめ座ルーラを天王星と捉えますが、ルーラとして捉える場合、伝統的占星術の土星を採用しています。)




土星は、「乾いて冷たい」天体であるが故、凶星に分類され、悲しみや孤独、抑圧などを表します。
ネガティブなイメージの強い土星ですが、私は意外と悪くないなーと思っていて、自制心も強く、忍耐強いと自分でも思います。
簡単に信じないし、どちらかというとじっくり考えて行動に移すタイプです。
だからこそ、飽きることなく、時間をかけて占術の世界も学んでこれたかなーと思います。
(最近は年齢のせいか、根気が続かなくはなっていますが・・。)

そしておひつじ座にある土星は、パワーが弱く、ネガティブに作用する場合が多いです。
極端にネガティブになったり、頑固になったりするし、決して順風満帆な人生ではなく、大きな成功もしてないし、若い頃は葛藤が多かったかな。
今は随分欲もなくなりました。

ルーラである土星は、第2ハウス、「自分の自由にできる所有物」すなわち、「金銭、財産」を表す場所にあります。
結婚してから夫が家計を握っているので、不自由はしていませんが、自由になる大きなお金は持ったことがなく、だからこそお金についても向き合ってきました。

土星的な生き方・・これが私のらしさかなーと。
制限がある中でも、葛藤しながら、時にストレスを感じながらでも、その時々でやりたいことはやっていると思う。

確かに苦労している姿を娘は見てきたと思うし、その姿が娘の生き方に影響を与えたでしょう。
それはでも娘のホロスコープにも出ていて、彼女のアセンダントはかに座。
そして母を象徴するする月がルーラ。
つまり母の影響を大いに受けるという設定を持って、この世界に生まれてきているのです。
しかも冥王星という強烈な天体の影響をタイトに受けています。

それは、私のあり方の問題というより、彼女が学ぶテーマが母という存在を通してあるということ。

母と子の関係性だけではなく、それぞれの関係性の中で、成長進化するために学び合っていく。
ただそれだけのことかなあと思います。
その「事実」の理解のために、占術の世界は大いに役に立つでしょう。

私は彼女が学ぶべきテーマがわたしとの関係の中にあることを理解し、彼女との関わりの中で、彼女が自分の力で乗り越えていくことを信じる。
その立場を貫きたいと思います。

そしてそれぞれの人生において、影響を与え合っていると思いますが、何が起きても「誰かのせい」はないのかもしれません。

ただこれはある程度、めぐまれた環境にある人対しての解釈であり、例えば戦争や犯罪の被害に遭った人には決して言ってはいけない言葉であると思います。

まるっとわたし

「神にとって全てのものは美しく良くて正しくできている。
けれども、人間はあるものは正しくて、
あるものは正しくないと思っている。」

紀元前540年480年ごろ、古代ギリシャの哲学者ヘラクレイトスの言葉。

らしさの正しい基準なんてないのかもしれないし、どうでも良いことなのかもしれません。

2元の世界、二項対立の比較の世界に生きている限り、他の誰かや環境と自分を比べ、自分らしさを追い求めることは当たり前のことだと思います。
自分らしさを見つけることが目的ではなく、自分らしさについて考えることが意味あることなのかなあと。
何か問題が起きた時、葛藤した時に向き合う「らしさ」。

「問題は解決するためにあるのではなく、考えるためにある」

「わたし」以外にはなれないんだから、せめてわたしくらいは、「わたし」をまるっと受け入れたい。

こんな話を娘としていたら、
「我慢するのも母らしさやんな。」と。

母は、どんなあなたも大好きやし、大切。
それだけが伝わったら十分です。

お読みいただきありがとうございます。akari

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