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大人の島留学日記#41 「島生活デビュー」

 なんにもないがそこにはあった。初めて、中国地方を訪れ、フェリーで島に渡った直後、思ったことはそんなことだった。周りを見渡せば、あるものはあるんだけど、無いものはない。商店はあるけれど、コンビニはない。鉛筆はあるけれど、クレヨンはない。そんな場所だ。歩いている足がおぼつかない感覚。地面がふわふわしているそんな感じがする。これは、長時間海の上にいたからなのか。それとも島暮らしへの高揚感によるものだろうか。なんにせよ、これからの生活が楽しみである。

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