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島体験日記 #16 「多分、そういうことかなって。」

こんばんは。泰誠です。お久しぶりです。

最近、やっと海士小学校に戻ることができました。

え?戻るってどういうこと?

そうです。奴です。

コロナがとうとうやってきました。

さて、本文。

海士小学校に務めて一週間くらい経ったある日、四月二十七日から五月九日までの期間を新型コロナウイルス蔓延防止期間とし、島内の学校は五月九日まで休校とします。と町長からの島内放送があった。

小学校も五月九日まで行けなくなってしまった。

私は突然、何をしていいのか、何をするべきなのか分からなくなてしまい、連絡が来るまでとりあえず自宅待機という日々が続き、小学校に務めているという事もあり、念のためほぼ家から出ないようにしていた。

リモートでする仕事もないため、私は気付いたら新潟にいるときと同じ生活をしていた。

一日中ゲーム。

なんのために海士町に来たのかわからない。

私は海士小学校に行けない間、色々な部署に配属された。

人づくり課(友人がInstagramやFacebook、もちろんnoteでも色々投稿しているので見てみてください。)や、環境整備課などに配属された。

(環境整備課で空き家の清掃に行った休憩時間に撮りました。)

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だが私は、「本来の仕事では無いから」と配属されたにも関わらずあまりモチベーションは無かった。

他のメンバーはしっかり仕事出来てていいなぁと思う日々だったが、私は島に来てから一週間行った研修で言われたことを思い出した。

それは「今の自分に出来ることを考える」という言葉だ。

自分のやりたいことはもちろん大事にするべきだが、今の自分に出来ることや今の自分がやらなければならない事は何かと考えるようになった。

私が本来やりたかった仕事は小学校にだけ存在していた。

だが私のもとに来る仕事は空き家の掃除、SNSで広報をする友人のお手伝いだった。

本来やりたいこととは違う。

昨日今日と、海士小学校に戻れたことをきっかけに思った。

今まであまり楽しいと思えなかった日々も、自分が必要とされていないと思いながらやった仕事も、本当は全部「今の自分」にとって必要な仕事だったこと、本当は全部楽しかったこと。

コロナで思い通り動けない状況になってどうしてもプラスに考えることができなかったが、研修で言いたかったのは「多分、そういうことかなって。」

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