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大人の島留学日記#1 「牡蠣のお手伝い」

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「牡蠣の作業やってる現役JKなんて私しかいないよ〜!」
の声が大きく響く土曜昼下がりの豊田漁港。

 「そうだよね。海士町にいたら、経験したことのないこととたくさん出会えるよね、最高だよな〜」と思いながら黙々作業していたのが、私、岩見です。記念すべき最初の日記、恐縮ながら筆を取らせていただきます。

牡蠣のお手伝い 前半戦

 先週末、土曜日の朝9時から夕方5時まで、海士町が誇る大漁師てるさんのところで島前高生4人と養殖牡蠣の作業のお手伝いをしました。

 私がお手伝いしたのは、「カルチ式養殖」という養殖方法で、ロープに牡蠣の幼生がついた貝殻とポールをひたすら通していく作業でした。

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(拙い絵による図解 右上は養殖時の様子。
実際はパイプがもっと細いです。)

 なんと、私、大寝坊をかまし遅れて参加したのですが、島前高生がやり方を丁寧に教えてくれたおかげで、なんとかみんなに追いついて作業をすることができました。
 次回からはちゃんと10分前には着いておくようにします(自戒)

 そして、待ちに待ったお昼ご飯は、島じゃ当たり前のさざえカレー🍛
 さらに、かぼちゃの煮付けに、めかぶまでいただきました。本当に美味しかった、ごちそうさまでした!

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 てるさんから「みんなで食べる飯は美味いなあ」という言葉がポロっと出た時、「同じ釜の飯を食う」という諺を思い浮かべました。
 一緒に作業をして、一緒にご飯を食べることは、人と信頼関係だったり関係性を作る上で大事なんだなと改めて気づかされました。

 

牡蠣のお手伝い 後半戦

 そして、お昼ご飯も終わり、午後もみんなで黙々作業を続けた結果…

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ドドン

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ブーーーーン

 完成したロープ達は、養殖場に運ばれて行きました。計500本くらいのロープが旅立ちました。

 次に牡蠣と会えるのは、3年後だそうです。海の中で3年間無事に大きく育ってくれ〜〜
 そして、3年後、絶対に海士町産の牡蠣を食べると決めました。その時は、私がお手伝いした牡蠣かもしれんって人に言いまくります。

まず、手を動かすこと

「漢の料理」

 作業の途中、考え事をしていてミスをしてしまった私に、てるさんが「お前さん、今、考え事しとっただろ〜?集中せえよ〜」と声をかけてくださいました。

 私のミスに気づき、考え事をしていたことも全部お見通しで恥ずかしかったのですが、長年ずっと手を動かし、働き続けてきた方にこそ学ぶことがありました。

 まず、目の前のことに集中して手を動かすこと。あれやこれやと考えて心配事して動けなかったり調子が悪くなるのってもったいないことだな、と改めて気づかされました。

 何事もまずは手を動かして、事を始めれば始まる、難しく考えることない単純な事なのかもしれません。

では〜

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