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苗に手を出した

 やってみたいなあと思いつつも、今までは、店先で苗を見つけても素通りだった。
というのも、畑は姑専用という感じで、踏み入ってはダメなような気がしていたからだ。
 ところが、家の草むしりや農機具まわりの片付けや整理をしていて、作物を作ってみたいなあと思いが湧きあがり、たまたま見つけたナスの苗を買った。続けてオクラ、ラベンダーの種。干渉されず、大雑把にせず、道具を大事にして、少量でもいいので自分の好きなように丁寧にやってみたいと思った。
 数日後に、友人からもらった宇宙アサガオの種(宇宙に行ったらしい朝顔の種9代目)、欲が出てまた買ったパプリカとバジルの苗。部屋の窓の下にプランターを置き、毎日、土の様子を見ている。


 たまに出かけ仕事で数日留守にした時は、帰って急に芽が出ていたりと大きな変化があると内心飛び上がるような嬉しさがある。

 通りかかった(農業の達人である)隣人のおとうさんに、「お〜始めたんかえ。いいこと。さ〜て、茄子は成るかな? 成ったら一番はおいちゃんにくれよ、予約しとこ」と笑っていう。加えて「がんばれよ」と。
裏庭には、姑が植えたミョウガやシソもある。ネギもある。
今年の夏には結果がでる。
娘2人も帰省するだろう。ふたりも好きな茄子とオクラ、どうか食べられますようにっ。

気づけば茄子の葉が緑から紫になっていた。

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