103 世紀の発見

人はただ無為に毎日をすごしているわけではない
人はただ漠然と日常を繰り返しているわけではない.

日々、鼻くそをほじくっていて何万回目かのある日
ある事実に身が震えた。

右の鼻の穴の方が常に鼻くそが多い。

どういうことか?そんなはずはない
穴は平等だ、そこに差別も区別も格差もない
どちらかを贔屓したことはなく、どちらの穴も等しく慈しんだ。

しかし事実は避けて通れない、この事実は右の穴の方が多くの息を吸い込んでいる事実を示している。

この事実に気付いてから
来る日も来る日も確認してきた、事実と誠実に向き合ってきたのだ。

感情にながされることなく科学的な態度が必要だ

間違いない。  
きき穴があるのだ。

毎日の統計がそれを物語る
オレの鼻の穴は右利きだ。
思えば手も右、足も右、
きき目も、きき耳もあるらしいから、これは間違いないな
世紀の発見かもしれん。
いやいやあわてるな、スタップ細胞みたいになってはいけない
重要なのは事実の蓄積だ。
一歩間違えば「きき穴はあります!」とか涙目で記者会見するハメになる
細心の注意をはらい、フィールドワークを進めていかなければならない
まずは、日々の鼻くその保管、記録、集計。そして私以外の鼻くそのデータが必要だ。
より多くの人の鼻くそが、、、、必要だ。

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