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【13.楽典のこと✏️】楽譜の仕組みを知ろう

はじめてピアノを弾いてみようと思われた方に向けてお伝えします。ピアノははじめてだけど、楽譜は読めるよという方にはよくご存知のことですので、復習のつもりでお付き合いください😊


楽譜のイメージ図

ピアノの楽譜は上記のイメージの通り2段の五線譜がカッコで繋がれています。多くの場合、上の段が右手、下の段が左手で弾く譜面になります。(難易度が高い曲ですと下の段でも右手、上の段でも左手となる事があります) この図では上段がト音記号で真ん中のド付近より右側の方をよく弾きます。また下段がヘ音記号なので真ん中のド付近より左側の方をよく弾くことになります。

五線譜の上の方にあるのは速度記号です。曲の冒頭部分に書いてあります。(途中で速度の変化がある時にも書いてあることがあります) 速度記号の書いてある場所は速度だけでなく、曲の雰囲気などを指示する場合もあります。速度記号はアルファベットで文字として表すだけでなく、♩=120のように数値として表示されることもあります。

ト音記号、ヘ音記号はそれぞれ「書き始めの位置がその音になるようにしましょう」という意味です。ですからト音記号の書き始めは五線の下から2番目の線の位置がトつまりソの音になる訳です。同じようにヘ音記号は五線の上から2番目の線の位置がへつまりファの音になります。

ト音記号・ヘ音記号の右隣りにあるのは調号といってその曲が何調で書かれているかを示します。上の例では♯が一つついていますので、ト長調もしくはホ短調を示していることになります。

調号のまた右隣の分数は拍子記号です。2/4、3/4、4/4、3/8、6/8、などが多いですが、他にも2/2、3/2、5/4、6/4、9/8、12/8 、12/16など変わったものもあります。この拍子記号は算数や数学で出てくる分数とは意味が異なりますので、約分などはしないでくださいね😅

かっこで繋がれた2段の五線譜は上下でワンセットです。五線の途中で引かれた縦の線は小節線といい、小節線から小節線までの間のことを小節といいます。1小節、2小節・・・と数えていきます。長い曲になりますと相当数の小節数になりますね。最後の二重の縦線が終止線といい、ここでこの曲が終わりになります。

この最初の設定は曲が終わるまで変わらない場合もありますし、途中で変化することもあります。その場合はその都度音部記号・調号・拍子記号など書き示します。


このように曲のはじまりの部分をよく調べてみてください。それがこの曲の設定条件となりますので、この曲はどれくらいの長さで、どんな速度で、どんな調性で、どんな拍子なのかが弾く前にある程度想像できることになります。


楽譜の仕組みがおわかりいただけたでしょうか?大体の様子が理解できましたら、詳しく楽典(がくてん)を学んでいきましょう。楽典とは音楽の世界共通のルールです。簡単なものから、あるいはご自分が演奏しようとしている曲に関係するものからなど学び方は自由ですが、一通り学んでおいてほしいと思います。次回から少しずつ楽典の解説をしたいと思っておりますのでご一緒に学んでいきましょう😌


今回も最後までお読みくださりありがとうございます😊次回もよろしくお願いします🙇‍♀️

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