見出し画像

ホテルの舎窓から。

 規制が緩み支援が始まると『解禁ムード』が一気に浸透したけれど、第8波はどうするつもりなんでしょうねえ。都会では経済活動の回復が急務と言い、旧態依然の田舎では『来る人厭う』の噂話が蔓延ムード。温度差は、空調の効いた室内の適温と外気の冷たさほど開きがある。
 
↓こんな感じかな?

 御上の許しが出たんだもの、大手を振ってもよさそうなのだが、出かけた先では大また威風堂々ではどうも気が引ける。つい小走りにタタタタとなってしまいがち。気の小ささが後ろめたさの背中を押してしまうんだね。
 
 全国旅行支援で旅の扉は開かれたけれども、心の扉はというと。
 
↓まだこんな感じかな。

 心情はとうの昔にセンチメンタルジャーニー。
 旅行支援の金銭的手を借りて、行ってきたよ。それでも大半がホテルの舎窓から。だからせめて新幹線の車窓からということで、鉄路で往復。
 
 あっちもこっちも立てるための苦肉の策。ふたつの顔それぞれを立てながら、少しはお役に立てたかな。

 我慢の残る旅だったけど、それでも出口に近づいているような、理由なき確信を得られたような気がするよ。
 
 完全に解き放たれるまで、きっともう少し。

 つづく。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?