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『僕は、線で猫を描く』

 猫を描いてきた。繰り返し繰り返し猫を描いていると、張っていた筋肉からふっと力が抜けて、すっと違うベクトルに手を引かれるように、これまでになかった線が生まれることがある。

 たとえばこれが今まで描いてきた面の猫。



 こちらはクレヨン画ふう。



 漫画チックなもの、


 リアルに近いがデフォルメしたもの、

など。


 そしてこれらが最近生まれ出たもの。『僕は、線を描く』(砥上 裕將)の水墨画、その一球入魂の第一投目のストロークで勝負を決める、的な絵。



 どうかな?

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