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帰路、岐路、帰巣劇。

 闇に我が身を切り取れば、家路を急ぐ我が身に転ずる。そんな何気のない日常が浮かんで、消える。あれはもう手の届かない幻か。

 かつてはネオンの蜜、今やダメよの密、踵を返す頃合い逃して長っ尻のはた迷惑という点でふたつは似た者同士なれど、酔いは「行きはよいよい帰りはこわい」、ピークアウトは「生きはどきどき返せば幸い」。

 生存は正義なり。またのほほんと帰巣劇を繰り広げたいものである。

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