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ふぁんたじぃマインド。

 小さい頃は神様がいて、不思議と夢を叶えてくれた、と大人のユーミンは歌う。
 大人になると神様はいなくなって、他力本願では立ち行かなくなることを知る、と歌っていることでもある。
 だけど、歌っていることは真実ではない。大人になると神様がいなくなるのではない。見なくなるのだ。意識的に。
 
 どれだけ現実的で堅実に生きていても神頼みはするし、運を天に任せることだってする。大人たちに意識されなくなっても、神様は大忙しなのさ。
 
 知ったかぶった人たちは「たまに童心に戻るのもいいものさ」と鼻を高くして偉ぶるけれど、よくわかってもいない人たちの戯言に耳を貸す必要はない。大人たちは思いのほか童心を色濃く残している。濃縮しすぎて小さく縮み、灯台下暗しで見えないだけだ。そこに社会的体裁ってやつが蓋をするものだから余計に見つけづらくなっている。
 
 ところが。
 呼び水に誘われたならきっと、目に映るすべてのものがファンタジーに様変わり。

 呼び水とは。たとえばそうね、モモやハリーやディズニー、トトロ、ほか。

 ね。心当たり、ないとは言えないでしょ?

【眠れる心のファンタジーを掘り起こす】

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