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せっかく考えたけど。

 くだらないことについて、よく考える。無駄だとわかっているのに、深く考えてしまう。考えなければならないものに出会うと、やっかいだ。後先考えずに考え始めてしまうから。
 
 それは、ペットボトを飲んでいた時に不意に現れた。ふだんは飲み口に隙間をあけて飲んでいるけど、そういや口で飲み口塞いでも飲めるんだよなあ、と思ってやってみた。瓶の時代に同じことをやってみたことがあった。苦しく、実りは少ないができた。ペットボトルだと吸引力に容器が負けてべこんとへこむ。瓶と比べて実りは多い。
 飲み方に名前を授けたらいいんじゃないの? なんてことを思ってしまった。
 飲み方を連想し、思いついたのがこちら。
 
 ひとつは、飲み口に隙間をあけて飲料を流し込む飲み方。昭和の時代、松下幸之助さんがよく例えたアレに似ている。水道理論を連想させる蛇口飲み。もうひとつの飲み口を密閉する飲み方は、ちゅばちゅば吸う姿が授乳を思わせるので『母乳飲み』。

 ここまでせっせと考えたのだけれど、自分で言うのもなんなんだけど、世の中、人に伝える価値のない無駄なものが生み出されすぎる。
 
 訊いて何が得られるわけでもないのだけれど、で、あなたはどちら?

 ん? コップに注ぐ派ですってぇ?

 あ、そ。

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