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まこの事がきっかけで誓ったこと

前回からの続き。
先日の夜、まこがまた片目をしばしばさせていた。また角膜上皮びらんに罹ってしまったのだろうかと思った。今まで2回発症している時と、しばしばしている感じが似ている。こういう場合、今までだと翌朝にはしばしば度合いが増していて、目を開けづらくしていた。
また、あの辛い処置をしていただかなくてはならないのだろうか?と
一瞬で私は動揺がピークに達した。
実はその日の夕方まことボールで遊んでいる時に、柔らかいゴム製のボールがまこの目に当たってしまったのだ。あれが原因だろうかと思った。
私は夫の手をぎゅーっと握った。

まこ自体、どんな風に思っているかは分からない。前回SCCEDsの処置をした後は、コンタクトを入れた目から大量の目ヤニを出し、堅いエリザベスカラーをつけながらも見た目は元気だった。陽気だった。全然辛さを引きずっていなかった。暗くショックを引きずっていたのはむしろ人間の方だった。本当にまこには教えられることがたくさんある。

恐らく、「辛い辛い、ショックだショックだ」とばかり思っているのは飼い主の方なのだと思う。でも角膜に傷をつけてもらうという処置を、前回からまだ1年も経っていないのにまた受けることになるなんてと、絶望感を感じた。でもとりあえず明日の朝まで様子を見てみよう、なんでもないかもしれないしと夫に励まされながら寝ることにした。
その後しばらくするとまこのしばしばは治まっていて、少し安心した。

でも私はなかなか安心し切れず、とにかくSCCEDsを今回は回避できますようにとその晩は祈らざるをえなかった。
もっと大きな病気を抱えながら頑張って生活している犬も飼主さんも沢山いるだろうし、これからまこも様々な病気に罹るかもしれない。それはある意味生きていれば自然な事なので覚悟はしているつもり。
だけれど、今回はどうか回避できますようにと思った。前回から日が浅い、というのが一番の理由。

「この子の目の疾患が回避できるならば、私の命を差し出してもいいです」と神様に祈った。軽々しく『自分の命を差し出してもいい』なんて傲慢な態度かもしれない。大げさでもある。でも、それでも良いと思った。この子が恐怖しないならば、辛い思いをこんな短期間でまた経験しないならば、それでも良いと思った。

そして同時に、この子のためにというか、最終的には「自分のため」なのかもしれないが、私と夫と娘のまこが楽しく生活できるようにしていこうと思った。
もちろん、今までも楽しい。十分すぎるほど楽しいし、まこがいるだけで私たち夫婦は幸せマックスである。
でも正直私は「これでいいのだろうか」と思うことも多々あって。少し真面目過ぎるのかもしれないけど、私は怠け者なのである。人間なんてみんな怠け者だろうか。現在は1日家にいて、家事をしたりまこの世話をしたり、時々占いの仕事をしたりしている。のんびりとマイペースに生活をさせてもらっている。まこは可愛いし、まこのために遅くとも8時半までには起き(遅!いや、毎日ではないですよ)、目薬と皮膚チェックをかかさず、週に1回はシャンプーをする(膿皮症なので)。
ただ、昼寝をよくしてしまう。更年期症状なのだろうか?原因が分からないのだが、5年くらい前から日中車酔いのような症状に襲われる。今年の2月終わりからはそこに息苦しさ(呼吸のしづらさ)が加わった。それらを回避しないと1日中寝たきり状態になっていまうので、対処療法で薬を飲んでいるのだが、副作用で眠気が強い。2時間くらいは放っておくと昼寝してしまう。毎日ではないけど。
それに加え夏場はずっと熱いので、まこのお散歩は早朝5時くらいしか行けない。眠い、とにかく眠い。朝起きれなかったり、雨が降りそうな日はお散歩を取りやめる。
まこは、お散歩が特に好きではない。好きでも嫌いでもないようだ。特に積極的に行きたがることはない。行けば元気よく歩く。家の中で排泄もしてくれる。お散歩より、家の中でボール遊びなどする方が楽しそう。とにかく世話をやかせない良い子なのである。
でも、自分が朝起きれなかったから。。。と私は自分を責めて、お散歩に行けなかった日は少しでもまこに運動をさせなければと思い、家の中でボール遊びなどする。ただ運動量はお散歩に比べたらたかがしれている。そんな中ゴム製の柔らかい素材と言えども、ボールがまこの目に当たってしまった。
私は自分が怠けていることをカバーしたいがためにまこと家の中で遊んだ結果、まこを危険な目に合わせている!と思ってしまったけど、そこまで自責の念を持たなくてもいいか。(と書いていて思いました。)

あとは、家の掃除が手抜きである。汚部屋ではないと思うけど(2階は怪しい)、必要最低限の掃除しかしていない。もっとしなければと思いつつ怠けてしまう。私がきちんと掃除をすれば、まこの膿皮症も良くなるかもしれないし、自分の息苦しさの症状もなくなるかもしれない、なんて日々考える。

まこの目の状態ですが、翌朝しばしばは無くなっていた。今回はかろうじて回避できたかもしれない。(あれから2日間くらいしか経っていないので私はまだ安心し切ってはいないのですが。)でも回避できているならばよかったと思う。

自分をぎちぎちに攻め立てて厳しく追い込む必要はないけれど、「いいや~これで~」ばっかりで結局うしろめたさを感じて自分に対して不満を抱えるならば、不満をあまり抱えない程度に生きてみようと思った。
まこちゃんと夫と楽しく暮らす。

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