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ひざ掛けで思い出す高校時代

1月も終わろうとして、寒さも一段と厳しくなってきている。

私は冬になるとふと思い出すちょっとした記憶がある。

少し肌寒くなって、ひざ掛けを押し入れから出してきて
それをまといながら机に向かうのが私の冬の始まり。

そんな時に毎年思い出すのが、女子高生だった時の冬の風景。

高校時代、私は女子校に通っていた。
そこでの生徒の冬の必需品がひざ掛けだった。

まだ暖房器具が十分に整備されていない古い校舎。
冬になると生徒たちは各々の好きな色や柄のひざ掛けを持参して各自の背もたれに常備する。
学校にいる間中といっても過言ではないくらい
膝にかけたり、腰に巻いて移動したり、マントのように羽織ってみたり。

一応、学校側としてはひざ掛けを持参することは禁止していなかったが
移動するときに腰に巻くのは、はしたないとして
よく友人は教師から注意を受けていたものだ。

そんなほのぼのとした風景を、卒業して約10年経った今でも
懐かしさとともに思い出して、ひざ掛けをまとって
今は、この投稿を書いている。

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