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何かに本気になる人生を取り戻したい

周りの人はいつも、何かに本気のように見えていた。

中学高校時代は部活動や恋愛に本気に見えていたし、大学生の時は夢を追うことや遊ぶことに本気の人が多いように見えていた。社会人になっても仕事や趣味に本気の人ばかりだった。

でもなんだかここ最近は景色が変わったように、「本気」の人を見る機会が少ない。でもこれは本気の絶対数が減ったわけではなくて、「僕が人生に本気を出せていない」ということが原因だった。

舵を取っているのは誰だ


大学生の時によく聞いていた「周囲の5人の平均が自分になる」という5人理論が、今になってよくわかる。社会人になって関わる人が固定化されて、日々の過ごし方も固定化されて、そうすると価値観や考え方も固定化されてしまうのだろう。

久しぶりに映画館に行った。

就活の終わった大学生たちの、お祝い飲み会から始まる。幹事の男は「俺たちこの時期に内定がでるなんて、勝ち組だな」なんて、若くて浅くて愚かな言葉を口にした。

その映画でとある演劇を「僕」と「彼女」が観に行くシーンがある。社会人になった登場人物が「やりたくない仕事」「いきたくない職場」「退屈な毎日」に絶望して結局は自ら命を落としてしまう。バットエンドだ。

映画の中で彼女は「きっとあの登場人物も、あの幹事の男のように自分を勝ち組だと思って、このまま人生は良い方向に進むと思ってたと思うんだ。ただそうならなかったから、死んでしまった」彼女の言葉には、自分の人生の延長線上があぁなる可能性もあるという意味を含んでいた。

度々映画の中で出てくる言葉「こんなはずじゃなかった」

最近僕もよく感じる感情だ。

自分の価値を決めるのは誰だ


会社の中で自分の価値を決めるのは上司だし、友達としての自分の価値を決めるのは友人だと思う。だけど、絶対的な自分の価値を決めるのは自分でいたいと最近考える。

社会人になった時は、仕事で結果を残せば周りから認められて自分の価値が上がると思っていた。でも実際はどれだけ数字を積み重ねても、自分の人としての価値は変わっていないということに最近気づいた。

人としての価値って「本をいっぱい読む」とか「自分磨きをする」とか「個人で〇〇万円稼ぐ」とかそういうことで決まるんじゃないんだね。

だから人からの評価のために生きるのはもうやめよう。人生のルールは自分で決める。自分で作ったルールで、人生の勝者になろう。


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