乙ヶ部のイ

下手な詩を書く高校生 ‪💭

乙ヶ部のイ

下手な詩を書く高校生 ‪💭

最近の記事

[詩] 生きる

お前を探して産声をあげる  必死に呼びかける    お前でいっぱいの胸に  つめたいシャワーを    それでもお前は返事をしないので  気ままにコーヒーを一杯  これは決して、裏切りではない    まだ見ぬお前と共に生き  そして、  お前より後に死ぬ    そのために私は

    • [詩] 私ノ

      脳梗塞の父が  13歳の娘の前で  「オシッコ、オシッコ」  と、足元を濡らして泣いている    まるで、手招き、  いや、  引きずり込もうとする声と  目の前にある鏡が  怖くて怖くて  まるで、私ノ    未来を映し出しているようで  たまらない

      • とがり

        鼓膜が破れる音がする 音と一緒に 痛みが頭に突き刺さる 大人たちの言うとがりが 氷が溶けるのでもなく 夢から覚めるのでもなく 痛みと一緒に 重い頭から全身へ そして 消えていくのが分かる だけど 痛みはまだ消えない ずっと、 死んでも付き纏うのが分かる