浸水

梅雨が来ましたね。
天気予報を見れば来週末まで雨続きではありますが、自宅内にいるのであれば雨は嫌いではありません。

アリンコです。

お外に出る予定のある方はお困りかもしれませんし、私も実はこれ上げたら通院なので、多少なりとも天候に左右される事はありますが、タタン、タタンと雫が落ちる音は誰かの心音を彷彿させて、何故だかとても安心してしまう。
窓の外は見なくても良いでしょう、そこにいらっしゃるのだと錯覚出来てしまえば、それが単なる妄想の類であったとしても、そう、そこにいないと本当は知っていても、心は穏やかでいられる。

自分で自分を騙す日があっても良い、騙し続けられるのであれば。

体調に関してはわからないですね、原因を探る上ではそうした要因も本来探すべきなのでしょうが自分自身のありのままの有り様を直視する事は、時に痛みを伴う。

おかしな話で、安定していれば意識に掛かる事は殆どないのに、私は、ままならない事ばかりに注視して、たとえ誰かと比較しても、しなくても、今はまだ手の中に自分が満足出来る程の物の不足の部分を「足りない、足りない」と貪欲に求めてしまう。

自分から手を伸ばす事などとうに諦めたと信じていたのに、「それでも」と重くのし掛かる感情、こうしたものは必要ないのだと言い聞かせながらも、どうしても、...どうしても。

どーしてこーなったんだー!!

水曜日に通院するのを忘れてたのでこれ上げたら行って来ますけどね。
具合とか悪くて、「今日ちょっと、移動するのはキツイわ」と延期する事は過去何度かあったんですけど、「忘れる」という事は初ですね、今年は何かと初体験の年なんでしょうか、それとも本当にボケてきてるのかしら?認知症的な意味ではなく、頭使わないから、あの、ネタではなくて素ボケ。

お前、冒頭の文章のアレは何なんだと、どなたかツッコミプリーズ。

いやでも、昨日からずっと考えてたんですよ、私、最近情緒は不安定ですが体調は落ち着いてますね。
これちょっと謎現象が起きてまして、楽しい事とか、面白い事とかで無理矢理にでも気分上げるよりも、その直前までどんだけ体痛くても、一時的にふわっと、ふわふわっと、体楽になる時が、あるんですよ。
自発的にその状況を作り出せねってのがアレですが、たとえ一時間でも半時間でも、そういう時があるっていうのはね、「あ、切れちった」みたいな、薬などの緩和措置とは違って、落差もないんでなんでそんな現象が起きてるのかもわからんとしても、この十数年の中で多分、一番幸福な時で。

まぁそういう事を知れただけでも、幸いだなと。なんの話や。

ちょっと、天気予報が絶望的だなと思って、まぁでも雨は好きです。
好き...、好きとあまり意識した事はないんですけど、あんまりー、その世間の方は困るでしょうしそれで大変な事になってる人もいるんで安易に喜べないのですが、特に嵐の日は、ゴーォーアーっていう暴風の音と、ザーザーの雨の音だけで「もう今日お外で何も出来ないからぁ」と思うのか何なのかホッとするんですよ。

そん時は体痛い日もある、体痛い時もあるけど、逆にドッとお布団に沈むようなイメージで、うとうとしてられる。
ただ雷の轟音に関しては「音」が痛いので、雷雨となるのなら事情は変わるのですが。

初めて病名がわかって、痛み止め貰った最初の二日間ぐらいは、私これ空飛べんじゃねぇかってぐらい、二年半病院難民してたので、解除できない界王拳状態ですよ。
三日目ぐらいからまたどーんと重くなったのですが、あの時の謎の解放感は今でも覚えてます。

おーおー、これ痛み止めが完全に聞いたら、私何でもできんじゃねぇかっていう。

通院しなきゃいけない縛りの、免疫力を下げる措置を受けた後も似たような事があって、その時にまだ残ってたちょっとヒールのある靴で散策したりもしてたんですが、同じ歩くにしても使ってる足の、筋肉の部分が微妙に違うんで、何とか体調がもっと回復して、ローヒールででも歩けたら、また変わってくると信じてますが。

身長が160無いので、発症前はヒール9センチ10センチとか、どんどん上げていってました。

その、中学生ぐらいで「歩き方」を教わったのが良かったんでしょうね、何ならその状態で短距離なら走れてたので、慣れるとそっちの方が楽なんですよ。
免疫下げた直後は安定感に不安があったのでウェッジソールの6センチぐらいのにしてましたが、パンプス履けなくなってから、スニーカーにした時に逆に違和感ありまくりで一時期あたしゃこの先靴履けないんだわ、と絶望した事があります。
いや今は履けてます、スニーカー。

海に行きたいなぁ。
海を見に行きたいんじゃなくて、もうずっと浮いてたい。
装備を身につけられるのであればいっそ潜りたい。

子供の頃に、親がスキューバーダイビングにハマって、あたし未成年だったんでなんか制限のある、資格?免許?しか取れなくて、妹と一緒にほぼ海岸待機だったのですが、実際飛んだ事ないんでわかりませんが、海に潜るっていうのは、海底が陸に見えて自由に飛んでるみたいで、凄い楽しかったのを思い出しました。

今の私は、多分自重も負荷になってると思うので、水辺にプカーって浮いてたら、もうちょっと楽になるのかぁとか、たまに考える事もあるのですが。
とはいえ「おお、ここはもう慣れてるから一人でも大丈夫だぜ」と海をナメると、事故りますが。

ダイビング関連で海の側の民宿とかによく泊まっていたので、あの、途切れる事がない波の音に、嵐の音は似ているのかも知れません。

一回、夜に海水浴場ではなくてダイバーが好むような、田舎の海辺を散策してたら、海の中からお坊さんみたいなスキンヘッドの人が次々にいーっぱいザバァと出てきてそのまま空に昇っていくっていう、幻想とはかけ離れた怪奇現象に遭遇した事はありますけど、なんで今、お前突然のホラーになった感が満載ながらに、それでも海に行きたいです。
めーっちゃ出てきた、メッチャ出てきたけど、あれは何だったんだろう、もう一回見たい。

だってほら、海に潜ると、音聞こえないでしょ?
精々酸素ボンベから息吸って、二酸化炭素吐き出すゴバゴバって音と、聞こえるっていうか感じるレベルかも知れないけど、自分の心音だけじゃない?
地上はややこしい事だらけで、私は海に行きたい、今日も絶好調やで。

通院先の待合室のモニターに、たまに深海の生き物ドキュメンタリーみたいなのが流れてますが、見てるこっちは地上にいるわけですから、なんかそういうヒーリング映像に全く癒されない。
ただ深海を這ってる、大ダコの捕食映像だけはなんか面白かったんですが。

あのちっちゃいカニさん(タコ比)が、カニカニって歩いてるところに、タコが覆い被さるようにガバチョって襲いかかって、しばらくしたら、タコの頭からカニの殻だけポンって出てくるのが、「弱肉強食」とかより、ポンって勢いが、笑うところじゃないのはわかってるんですが妙にツボったので海底系の映像は、それ以降モニターを見ないようにしてるんですが、あの笑っちゃいそうで。

ちなみに今私が、出先で思い出し笑いしないか不安なのは、昨日たまたま見た「クッキーモンスターフォーエバー」なのですが、何でかふとした時に思い出して、一人で笑ってる。

まだ笑えてる、なら、大丈夫だ。

気が滅入ってしまうと、どうしても「緩和措置」に意味はあるのかとか、考えてしまう。
いや意味はあるんですよ、その措置受けないと、14日周期が理想で、過去動けなくなったのは18日目だったから、大型連休とかと被ってしまうと、変に先延ばしにするよりもう10日程で下げるってのを、して貰う方がいい。
本当に全く体が動かないほどに弱ってしまうから、それがないと「自宅療養」であっても、要介護になってしまって何もできない。

でも、私が動けるからという、その意味があるんだろうか、とか、たまに。

私には何が出来るんだろう、誰かの為に、よりもまず、自分の為にであっても。
人生最期の瞬間まで「勉強」だってことは、頭では理解してる。
多分、私の放った何気ない言葉が、誰かに気付きのような物を与えることはあるのだと信じていたいけど、それ別に私じゃなくても良いんじゃね?とか、たまに、弱る。

コロナ禍が来る前に、少しモチベーションが、少し違うな、かなり上がって、専門的な自己啓発とかの知識はないけど、市が施設提供して、小さい会場だけどなんかイベントを主催してる人がいっぱいいたから、大抵はヨガ教室とか、高齢者向けの折り紙教室とか、まぁその、気分転換になる方法を提案する為の事をしたくて、特に女性向けに、何か出来ると思って施設を時間で借りられるかもしれないってとこまでは、協力者もいたから、そこまでの道のりは、見えてた。

私の持病に関する「患者会」みたいなのがあるのですが、ほぼ何も出来なくなる病気だから、意見交換の場になってたはずなんだけど、外見的には目立たないからあんまり誰にも理解できないって、言葉悪いけど「しんどい選手権」みたいになってた。
そもそも「患者会」の会合自体が、車椅子の人が少なくないからか大きくて、大きい会場だと、多分参加者がたくさんいないとダメだって、年に数回、交通の便がちょーっと悪くないかい?みたいな、まぁ意見交換情報交換が目的だから、それでも良かったんだろうけど。

感染症でないのなら、家にいながら色々楽しい事できるよって、提案したかった。

折り紙とか塗り絵とかではなくて、アロマだったり、何気ない小物を好きな色で統一してみたり、あんまり私自身はそこにテンション上がらんけどパワーストーンのビーズとかで、ざっくりした小物作ってみたり。
アロマってキャンドルのイメージが何故か強くて、火を使うのに抵抗あるけど、意外となんだ、スプレーだったり置き型の消臭剤みたいな物とか、あるんですよ。
嗅覚も過ぎれば麻痺してくるけど、寝る時にリネンスプレーとかだけじゃなくて、何なら好きな香りのハンドクリーム使うとか、色々。

私自身がアロマは自分の好きな範疇でしか知らないけど、勉強して資格持ってる子もいたから。
これも偶然ですが、通院先からちょっと離れたショッピングモールで、アロマ専門店の前通りかかった時に、そのお店から香ってきた、その時は加湿器みたいなルームフレグランスをゴォって盛り盛りしてたんですが、その店の前を通った時だけスッと体が楽になって。

自律神経を安定させる香りの配合とか、色々あるからね。
香水を乱用してる、歩く香りみたいな人はいるけど、それはちょっと、合う合わないの人がいるから迷惑になりかねんし、ルームフレグランスもあんまり強かったら、ご飯とかの味に影響するし。

入浴剤とかでも良いかな、あんまり手の込んだ物だと、排水口のお掃除が大変な事になるけど。

意外と、自宅に篭ってると、そういうのが「ある」と知らない人が多いなぁって思って。
インスタとかで見かけても「でもお高いんでしょう?」とか、導入が敷居高い感じがするから、いや全然、やりようによっちゃ格安でいけますよ、的な提案とか、まぁ人と接する機会があるってだけで随分変わるし、私自身が人の話を聞くの好きだから、「ちょっと聞いてくれよぉ」みたいな人だけの、「気分転換」になれるかなって。

何より私が、何かしてるってだけで、安心できるかなって。

コロナ対応が変わっても私自身が感染症怖い、なので、力及ばず。
もし、あと一年早くに実践してみて、ダメだったとした方が良かったのか。
もし上手くいってるというタイミングでコロナでダメになった方が、辛かったのか。

高齢者の為の取り組みはそこそこに多いど、比較的「まだ若い」とされるリタイアせざるを得なかった人に対する、そういった場が、本当になくて。
ニーズとしては、少ないからってのもあるだろうけど、私と同じ疾患抱えてる女子高生とか、いるから...、その子はもっと重篤だから、お友達とかも、いなくて。

なんか、したかったけど、私には出来ないんだなぁって。

じゃあもうせめて自分の事だけ考えとこって思ったけど、そうなるとどうしても自分の事をいじめてしまう。
難儀やな、難儀な性格やでこれ。
だから、週に何度か「楽しみ」があるだけで、幸運なんだ、有難いことに。

世の中には、私が数人見かけたけど、何かのきっかけで「初めまして」の相手に、自分の体調、病状病名を申告するのが、苦痛に思う人もいる。
それを相手に伝えようとすると、説明しなきゃならない。
説明しようとすると、今自分がこんな状態なんだって認めなきゃいけない。
こと体調に関わる事は、どんだけ目を背けたくてもどこまでも追ってくるから、でもそれを言語化して言葉に出すっていうのは、とても苦しい。

だから別に、病人でなくとも、病名が何であっても、なんか「一人」の人が集まれる場所、あったら良かったのに。
付き添いの人が必要であろうがなかろうが、関係なく、出来ないことよりも出来ることを見つけられる場所が、あったら良いのに、無いなら作ろって、思ったのに。

私には向いてなかったんだろうね、そういう事にしておこう。

海に行きたいなぁ、誰もいない海がいい。
プールでも良いんだけど、なるべく自然の方がいい。
山も好きよ。
晴れてると私の部屋のベランダから、遮る物があんまりなから、春夏秋冬その様子を変えながら、色んな表情を見せてくれる。
分厚い雲も見てると楽しい、もこもこしとる、おお、もっこもこしとる、風があるとゆーっくり移動するから、向こうからなんか巨大戦艦が来た!みたいな、もっこもこ感が面白い。
月は真ん丸よりもちょっと欠けてるのが良い、おい、そこの端っこ食ったの誰だ?!みたいに、微妙に欠けてるの。

朝日は好きじゃない。

夕暮れはいいね、だんだんゆっくり世界の色が変わる。
夜は怖い人がいなければ、星が出てなくても季節が何であっても、暗がりの中を散策するのは面白い、蒸し暑くなければ夏がいいかな、変な虫とか飛んでくるのを、サッと避けるのも楽しい。
たまーに、凄い細い道で待ち伏せしてるパトカー見つけて、その前を通り過ぎる時にマスク装備の警官が二人正面向いてこっち見てるのもなんかシュールで面白い、毎日お疲れ様です。

最近は突然の寝落ちもあるけど、眠る直前が一日の中では一番好きかなぁ。

これまでの不眠は何だったんだってぐらいに、お布団入ったらスヤァとすぐ寝られるけど、寝る前にボソッとお礼を呟くんだ、今日もありがとうございました、って。
習慣になると良いよ、誰に、何に「ありがとう」言うか、その時スルッと出てくるようになったら、「ああ今日は自分は、それが良かったんだ」と思えるから。

長年無理にでも好きなこと探ししてると、いっぱい出てくるのにな。
何が気に入らないんだろうな私は、今は通院だろうけども。

通院先で措置受けてる時も、看護師さんが気さくな人でちょっとした豆知識とかくれるから、それだけでもお話しできて楽しいんだけども。
私もう毎回針をぷすっとされる時に「うっひゃあ」とか言うから、慣れてる看護師さんだと「今日も元気そうやね」って。
病院にある、その変な加湿器はどこに売ってるんですかとか、教えてくれる。
いやアンタが買ってきたんかい、と思いつつ、なんか陶器の、犬が温泉に入ってええ顔してるやつを、毎年探してる、温泉の湯気みたいに加湿するやつ。
たまに店頭で見かけるけど「いやこの顔じゃない」って、買わないでいる、探してたいから。

検査で採血ミスって腕がど紫になる時も面白いし、たまに起きる謎の痙攣が起きてるのを見るのも面白いし、診察室から謎の悲鳴が聞こえるのも面白い、のに。

うちの主治医がなんか頭ガッて抑えて、謎の、ツボみたいなところを的確に押す、っていう事をたまにするんですよ。
私も何度がやられたんですが、力はそんなに入ってないらしいんですが、ツボが、ツボが的確過ぎてスッゲェ痛いの、それの、悲鳴。
アリンコはそこ声出さないように頑張るんですが、一度メガネが飛びましたね、衝撃で。
看護師さん曰く、男性の野太い悲鳴率の方が高いらしい。

ぬぉぁああ、みたいな悲鳴が聞こえると、「あ、先生まただわ」と思うそうな。

診察室で先生が椅子から立った時は「え、え、え、マジか、あの、ちょ、め、メガネ、メガネを外させて、メガネ...」ってなるんですが、それも聞こえてるらしい、「ああ、あの子まただわ」と。

メガネパーティー メガネパーティー お洒落したけれど(ハイハハイ!)
まだまだです 42です 健全です(ギリまだ41っスよ!)それそれそれ!

病院行きたくねぇー(꒪⌓꒪)

でもま、いかなきゃ動けなくなるんで、いかなあかんのなら行きますかね。
以前ネトゲで「通院頑張って」と毎回言われて、イラっとしたあの感情はなんだったのか。
もうサッと行ってサッと帰って来よう、帰り歩けそうなら、一駅ぐらいお散歩しようかな。

まぁそんな感じで、行って参ります。
ではまた、次回*˙︶˙*)ノ"マタネー

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