マガジンのカバー画像

ヨーロッパに関する本のレビュー集

159
ヨーロッパの自然や文化に関する本のレビュー集です。すべて、私、弟切千隼が読んで書いたものです。
運営しているクリエイター

#妖精

妖精事典

妖精事典  『妖精事典』という題名の書籍は、いくつも出ていますが。  本書こそは、その決…

弟切千隼
1か月前
8

新訳 夏の夜の夢

新訳 夏の夜の夢  あまりにも有名な、シェイクスピアの戯曲『夏の夜の夢』の翻訳です。  …

弟切千隼
2か月前
5

新版 指輪物語〈4〉旅の仲間 下2

新版 指輪物語〈4〉旅の仲間 下2  とても有名なファンタジー小説、指輪物語の第四巻です。 …

弟切千隼
5か月前
5

フェアリーのおくりもの―世界妖精民話集 (1983年) (現代教養文庫〈1096〉)

フェアリーのおくりもの―世界妖精民話集 (1983年) (現代教養文庫〈1096〉)  ヨーロッパの妖…

弟切千隼
6か月前
3

フランス田園伝説集

フランス田園伝説集  フランス中部のベリー地方に伝わる民話や伝説を集めた本です。  薄い…

弟切千隼
6か月前
17

誰でもない王女さま

誰でもない王女さま  十九世紀の英国で出版された絵本を、日本語に翻訳したものです。  …

弟切千隼
7か月前
4

天使たち妖精たち―精神世界の霊的存在

天使たち妖精たち―精神世界の霊的存在  最初に書いておきます。ルドルフ・シュタイナーの思想を理解したいと思う人以外は、本書を読む必要はありません。  ルドルフ・シュタイナーは、二十世紀の初めに活躍した、偉大な思想家です。一般的には、「シュタイナー教育」の人として、知られるでしょう。  偉大な思想家だからといって、すべての人が、彼の思想を理解しなければならないわけではありません。むしろ、大部分の人にとっては、本書は、用のないものだと思います。  シュタイナーは、まっ

マン島の妖精物語

マン島の妖精物語  ブリテン島とアイルランドとの間に浮かぶ島、マン島に伝わる民話を集めた…

弟切千隼
8か月前
5

人魚と結婚した男―オークニー諸島民話集

人魚と結婚した男―オークニー諸島民話集  英国スコットランドのオークニー諸島に伝わる民話…

弟切千隼
8か月前
6

妖精の世界

妖精の世界  フランスの妖精学の大家、フロリス・ドラットル氏の著作です。  主に、英国の…

弟切千隼
9か月前
5

心霊の次元 (1985年) (超科学シリーズ〈7〉)

心霊の次元 (1985年) (超科学シリーズ〈7〉)  二十世紀初期の心霊研究家、ナンドー・フォド…

弟切千隼
9か月前
4

エピソード魔法の歴史―黒魔術と白魔術

エピソード魔法の歴史―黒魔術と白魔術  西洋の魔術について知りたいなら、まず、本書を読む…

弟切千隼
10か月前
12

人魚伝説 (「知の再発見」双書)

人魚伝説 (「知の再発見」双書)  人魚という幻想の存在について、いろいろと解説した本です…

弟切千隼
10か月前
6

流刑の神々,精霊物語 (岩波文庫 赤 418-6)

流刑の神々,精霊物語 (岩波文庫 赤 418-6)  ドイツの有名な詩人、ハインリヒ・ハイネの著作です。  とはいえ、本書は、詩集ではありません。エッセイです。薄い本ですので、すぐに読めます(^^)  キリスト教が浸透する以前のヨーロッパで信仰されていた、神々や、妖精について、語られています。  その語り口は、追われ、消えてゆく存在に対して、哀惜の念が込められています。ハイネ自身はキリスト教徒だったそうですが、にもかかわらず、「異端」の存在に対して、同情的です。