神の植物・神の動物―J.K.ユイスマンス『大伽藍』より
神の植物・神の動物―J.K.ユイスマンス『大伽藍』より
これは、評価が分かれる本ですね。
絶賛されるか、酷評されるか、どちらかだと思います。
明らかに、万人向けの本ではありません。
読む人を選ぶ、という点で、評価が難しいです。
おそらく、多くの人にとって、この本は、退屈だと思います。
一応、小説の形を取っていますが、「面白い筋書き」などというものは、存在しません。ほぼ全部が、独白と、会話です。
あえて分類するならば、これは、「うんちく小説」で