ソモフの妖怪物語 (ロシア名作ライブラリー)
ソモフの妖怪物語 (ロシア名作ライブラリー)
群像社の『ロシア名作ライブラリー』の一冊ですが、著者は、ウクライナ人です。
ウクライナの民話を基にした、小説の短編集です。原版は、なんと十九世紀の前半に出ました。
著者のオレスト・ミハイロヴィチ・ソモフは、ほとんど忘れられた作家でした。日本で彼の作品の翻訳が出たのは、これが初めてだそうです。
本書は、十九世紀前半の、ロマン主義時代の雰囲気を、よく伝えています。
ルサールカ、キキモラ、魔女、人狼といった、超自然