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日帰り旅 仁和寺と太秦映画村
御室流のいけばな展の案内を頂いたので、夫と仁和寺に行ってまいりました。御朱印集めが趣味の夫は仁和寺に行ったことがあるのですが、私は今回初めてです。
JR花園駅から歩くと15分か20分くらい。ゆるい上り坂で丁度良い運動になりました。
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御室流は仁和寺を創建された宇多天皇を流祖として伝承されている華道の流派だそうです。
「お生花」の作品が多数展示されて、どれもこれも見事でとても見ごたえがありました。
いけばなというと、一般的には剣山に色々な花を生ける盛花が頭にうかびますが、お生花という伝統的な手法でいけるのは実はとーっても難しいのです。作品自体はシンプルですっきりとしたものなので、見ただけではどれほど難しいかわからないかもしれません。
でも一度でも、いけたことのある人にはわかります。
私の様な技術の低いものがいけるとですね、枝がくるくる回って安定せず、留まらない。留まったとしても、自分の思ったような形に仕上がらなくてやり直さなければいけない。何度もやり直しては「キーッ」っと頭に血が上ってくたびれてしまう。私なんぞは、まだまだ修行が足りないのです。
全く同じ枝を使っても、技術の高い人の手にかかると、魔法のように一瞬ですっと立ち上がるのですよ。もう、これは不思議。毎回、お稽古しながら、先生が触るとなぜ形が決まるのか?なぜ留まるのか?と思っています。
だから積み上げられた技術って、凄いものなんですよ。
この日は、献華式という行事が行われていて、拝見させて頂きました。
そこでも、鍛錬を積んだ方が枝を触ると短時間にすっくと立ちあがり、形が決まるってことがわかります。
宗教的な意味合いもある大切な行事だと推測しますが、参拝者が自由にそれを見ることができるという気軽さは「令和の時代」ならではなのかもしれませんね。
観音堂の周りには華やかな花がいけられた大きな作品があって、お生花とは違った趣を楽しむことができました。
観音堂の中に入ることもできて、素晴らしい観音像を拝ませて頂けました。五色のひもが観音様につながっているところも拝見できました。
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仁和寺は「あんスタ」というゲームとのコラボをしておられるようです。
痛バッグっていうんですか、推しの缶バッチをいっぱいつけたバッグを持っておられる方がおられて、おお~と思いました。
仁和寺で推し活って「令和の時代」ですねえ~
アクリルスタンド持って記念撮影している女の子見て、ほほえましくなっちゃいました。
私だって宝塚ファンだから宝塚がコラボしている場所に行くからな~
遼廓亭(りょうかくてい)と飛濤亭(ひとうてい)というお茶室を見学させて頂くこともできました。
お茶室の写真は撮れないので、茶室側から見たお庭ですが、仏様が彫られた手水鉢は珍しいものですね。
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遼廓亭は、尾形光琳の屋敷を移築したものだとか。
四方どこから見ても美しい茶室だということです。
飛濤亭は、光格天皇が愛したと言われる茶室なので貴人口があります。高貴な方に、躙り口から入って頂くわけにはいきませんものね。
貴人口の横に丸窓があり、その横に刀掛があります。
丸窓を月に見立てれば、刀掛けの刀の影が叢雲に見えるとか、
丸窓の下が平たくなっていることから「旦」の字と考えれば太陽が上り、沈む形だとか、色々な説があるようです。
遥か昔の貴人が、この茶室でお茶を頂きながら、この丸窓を見てどう感じたかを想像するだけでも素敵ですね。
お床は曲線の美しい洞床です。
帰りは、遠回りになりますが、嵐電で撮影所前に行って太秦から京都に出て帰ろうかということになりました。
かわいらしい嵐電にもちょっと乗ってみたいしね。
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で、撮影所前まで行って思いました。
せっかくだから、太秦映画村にいって見ようかな~
ということで、太秦映画村に行きました。
日曜日なので、家族連れが多く、忍者の装束をした子供たちが見られました。
入村したら丁度中村座という芝居小屋で忍者の芝居が始まっているようなので、立ち見で見ました。キレのある殺陣が見られて、なかなかのものです。中村座の後は南京玉すだれを見ました。
南京玉すだれって二本一組になっていて片方には紐が通っていないから、ああやってスルスルって伸びるのですね。
観客の一人が体験する方式の大道芸で楽しめましたよ。
あと、エヴァンゲリオンの操縦席に乗り込める無料のアトラクションは、写真販売が目的だと思うのですが、残念ながら写りが良くなくて買わずにごめんなさいです。プレゼントのカードだけ頂いてしまいました。
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映画村の中には、時代劇の映画やドラマのセットが色々あって楽しいですね。時代劇の中に迷い込んだようです。
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歩数計を見たら11000歩。
一万歩歩くとちょっと疲れますねえ。
ということで帰宅しました。
歴史あるお寺と伝統的ないけばなと映画村を楽しんだ一日でした。
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