フジロックという祝祭
Xで知り合い仲良くなった、一回り下の友人と15年以上ぶりに前夜祭からフル参加してきた。
前夜祭はXで知り合った人たちとリアルに会うことが出来、何度も何度も乾杯した。フジロックという共通項があるから、音楽の趣味は違えどすぐ仲良くなれた。僕が昔経営してたレコード店に来てくれたと話してくれた人が居て嬉しくなった。今更ですが、潰してすいません。
今年は全日程で気候がよく、日曜日は新しいレインウェアを着る時もあったけど、ほんとにちょっとした雨が数回降っただけだった。
行く前からタイムテーブルを見なて、何を観るかシュミレーションしていたけど、いつも通り予定通りにはいかなかった。だから、知らないアーティストと出会えた。
ベストアクトはと聞かれると、くるりと答える。勿論、Killersも。特に今回、Killersのブッキングにはドラマがありすぎた。あとワタルさんのチャレンジも僕らを感動させた。
もう何回も見てる、くるりが最高のライブをしてた。土曜日の夕方、ホワイトステージ、最高のロケーションで奏でる音楽はどこまでも優しくて、ロックだった。岸田さんのMCの後に聞く潮風のアリアはあまりにも感動的だった。そして、見上げた空がたまらなく綺麗だった。
他にもいいライブは沢山あった。夏川リミの優しい語り口に感動したし、涙そうそうという曲の素晴らしさを改めて感じた。
だいたい毎日、一回ロッジに帰って風呂に入り、昼寝をして、夕方からまた会場に戻った。そのおかげで朝まで思う存分飲めた。
ちょっとだけ仲良くなれた気がしてるX相互フォローの女の子と毎日朝まで飲めた時間は幸せだった。関西の人だったらデートに誘いたかった。サングラスをかけた姿は昔の彼女に似ていてちょっとドキっとした。
最終日は足に水ぶくれが出来、歩くのがだんだんつらくなってきたので、あまり会場を回れず見たかったライブをいくつか諦めた。それでも最後に見たノエルギャラガーのライブは2024年のフジロックを〆るには充分過ぎた。みんなで大合唱した最後の曲で、観客の姿が写しだされたとき、それぞれが何かを乗り越えてこの場所に集い、フジロックという祝祭の元にあると感動した。
みんながそれぞれの距離感で、音楽を必要とし、寄り添ってもらいながら、まだ明日からの日常に帰っていく。そしてまた来年、あの場所に全国から世界から沢山の人達が集う。そんな約束された場所で4日間過ごせたことを幸せに思う。
月並みな言い方だけれど、2025年フジロックへのカウントダウンが始まった。あと364日だ。また会おうね。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?