AI時代の勉強法①

学習塾業界はICTの導入が遅れていると言われて久しいが、コロナを通して一気にICT化が進んだ。
AIを活用したコンテンツもその一つで、代表的なものにQbena(キュビナ)、atama+(アタマプラス)というものがある。
出題された問題を解いていくと、正答、不正答に合わせてAIが自動的に、その生徒に適した問題を出題してくれるというもの。
一人一人のレベルに応じた個別最適化が図れるようになる。


特に数学は積み重ねの教科なので、どこかの単元で理解不足があると、先の単元で躓くことになりやすい。
例としては、中1の比例反比例 → 中2の1次関数 → 中3の2次関数、が挙げられよう。
中3の生徒に2次関数を教えるときに、2次関数の単元内容で躓いているのか、そもそも関数のグラフの概念の理解が不足しているのかを見極める必要がある。
これを人が教えるとなると、一定の力量が求められるし、何より手間がかかる。
(生徒側からすると、やたらと個別のコマ数が増えてしまう)
それをAIがやってくれるというのだから、学習塾業界の救世主と言えるであろう。


Qbenaは、公私立小中学校1800校以上で導入され、多くの地方自治体でも導入されている。また、河合塾と提携し高校の問題提供を受けているようだ。
atama+は、全国2600以上の塾教室で導入されており、HPの掲載分だけでも錚々たる塾の名前が並ぶ。
栄光の個別ビザビ、鷗州塾、木村塾、京進、志門塾、全教研、創造学園、野田塾、馬渕教室、超個別指導塾まつがく、等々。


一人一人に個別最適化が図れることにより、教える側にも教わる側にも効率的に学習を進めることができるので大きなメリットとなるであろう。
今後も採用塾は増えていきそうだ。

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