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『塔』2024年2月号掲載歌

梶原さい子選として「若葉集」P.175に鍵外🔑で7首掲載していただきました😊

ふるていさんの「みんなの吟行句会」で清澄白河の辺りを歩き、句会をした時の様子をまとめました。
句会のことを短歌にして採ってもらえて嬉しいです。句友の皆さんにも心より感謝を。

また、P.208に12月号の若葉集の評を両角美貴子さんより、P.213に12月号の題詠四季「名」の歌の評を「作品一首評」として岡田ゆりさんにいただきました。
作品一首評をいただいたのは初めてで、励みになります。

ありがとうございます✨

若葉集より

ジオラマにすじ雲を低くたなびかせ資料館には江戸の風吹く

陰影を時雨のなかに隠しつつあかるい顔で咲く石蕗(つわ)の花

一両も十両もあると私より日本と花に詳しい友は

巨石には名札をつけて楜々はただのんびり立たせるだけの庭園

新しいカフェから帰れる甘い香を振りきり芭蕉記念館まで

十二人分の個性をつめ込んでなお広々とふた間の和室

本名を知らぬ句友と俳号の由来を熱く語り合いたり

12月号評(若葉集より)

小袋のサハラの砂は本棚に 薔薇のポプリは捨ててしまった

12月号作品一首評(題詠四季「名」より)

示すではなく禾(のぎ)ですと言いたればわが名は風にそよぐ木となる

若葉集より
深川資料館
最近知った石蕗の花
石には名前を付けています
芭蕉記念館から隅田川