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『塔』2023年10月号 掲載歌

永田淳選として、若葉集P.168-169に7首掲載していただきました。
初の鍵外です
🔑
ありがとうございます。

偶然をセレンディピティと呼んでみる旅行初日は「塔」の開所日

京という海原に建つ碇ビル 外階段は二階へつづく

重厚な扉は細くひらかれて淡きひかりと婦人あらわる

まだ薄い昔の「塔」をめくりつつ河野君江のことなどを聞く

御所の前からもう一度バスに乗る両腕に若葉風をかかえて

きょうの日を心に留めておくために恵文社にてピンを購う

地元から半日遅れで来た母を迎えに夜の烏丸駅へ

P.171 選歌後記で4首目の歌を引いていただきました。

また、渡部ハルさんに8月号の下記の歌を引いていただきました。

抜け道を我が物顔で歩く日に帰化植物はこんなに揺れる

ありがとうございました。

2023年6月の京都、碇ビルにて