女王蜂 「蜂月蜂日~ファウスト降臨~」感想

2023年8月8日(火) Zepp DiverCity 19:00開演
               (1階スタンディング A列186番)

7時に起きてひたすらぐだぐだして、
支度して16時半に出発。

ジュリ扇と家の鍵、携帯、
ワイヤレスイヤホンだけ持って電車に。
身軽も身軽。

17時半に会場前に到着。
都内が居住区だと、都内のLIVE会場が近くて最高。

18時ちょい、会場入り。
開演前に流れた曲、全体的に夏っぽくて爽やかさを感じた。
その中で印象的だったのは、次の5曲。

 ①CHE.R.RY/YUI
  →誰もが知ってるかわいい曲。ノれる。

 ②違う、そうじゃない/渋谷で5時/鈴木 雅之
  →インパクトのある曲。
   めちゃくちゃ聴き馴染みがあるわけじゃないのに
   自然と体に染み込む感じ、すごい。

 ③さくらんぼ/大塚愛
  →かわいい、ノれる。

 ④GO!!!/FLOW
  →人生初のカラオケで初めて歌った曲。たのしい。

 ⑤イケナイ太陽/ORANGE RANGE
  →イントロからたのしい。サビ、人生の全てじゃない?

他にも、知らない曲が流れる度「Shazam」使っては
Apple Musicに落とす作業。

普段あまり聞かない洋楽も流れてた。
レディー・ガガのサマーボーイ、曲調がかわいい。

いざ、開幕。

ステージの後ろの背景?が、
猫が障子を破ったような
ぼろぼろ加減の布が垂れ下がっていて、
無数のおばけにも見えた。

メンバーの衣装は、8/4のMステと同じぽかった。


1曲目「鉄壁」
半月前にTHE FIRST TAKEで歌っていて、
タイムリーさを感じた。

優しさの塊のような曲。聴き入った。
感情の込められ方がえげつない。

生きてていいんだって、生きなきゃと思わされる。

2曲目「MYSTERIOUS」
青の衣装が映える。
曲名が自己紹介に思える。すてき。

「みんな籠の中の鳥」の歌詞で観客を指すような動き、
私たちも飛び立てる可能性を秘めているんじゃないか、
まだもっと頑張れるんじゃないかと思わされた。

前曲の「鉄壁」に続いたことで、
生きるなら1番いい役をやらなきゃ、
全力で生きなきゃと思わされた。

3曲目「ファウスト」
ぁゔちのセリフ箇所、
歌詞とは違ってアヴちゃんのセリフだった。
かなり貴重。

4曲目「バイオレンス」
Bメロのライト、白・赤・ピンクとチカチカ。
1色毎に会場の雰囲気が一気に変わる。

赤のライトの時、存在感への集中がすごい。

いつもは、乱暴というと語弊があるけど
「抱きたい」と歌っていたのを、
今回は静かだけど妖艶な感じに歌っていたのが印象的だった。

静かに、切実に「抱いて、、、」と思った。

会場でバイオレンスを叫ぶのたのしい。
ジュリ扇を全力で振るのもたのしい。

5曲目「KING BITCH」
女王蜂の楽曲の中でえっち度が高すぎる。本当に好き。
曲名や歌詞を観客も声出すところ、たのしいに尽きる。

心なしか、サビのジュリ扇の振り方に
滑らかさが加わる。

6曲目「犬姫」
全然、言葉にできないのだけれど、
いつもと雰囲気が違ったような気がした。

ドレスの背中の大きなリボンの垂れ下がった?部分を
振袖のように扱って口元を隠す動きをしていたのが、和を感じた。

7曲目「ハイになんてなりたくない」
やっぱり何より「死にたくない」に聞こえる。
次の曲「火炎」との親和性が高すぎると思ってる。

8曲目「火炎」
毎度話題に上げる程、
解釈違いが起こると思っている最後の「Party is over」の前に
アヴちゃんがマイクをステージに叩きつけるように捨てて
ステージを去った。

去る前に観客の歓声が上がりかけていて、
俺はいつもの如く自分の信じる解釈で沈黙を貫いていた。

体感30秒。
アヴちゃんがステージに戻って、
静かな空気の中、最後のフレーズを歌いきっていた。

一連の流れが「黙ってろ」に聞こえた。

これが公式見解というにはおこがましいけど、
今回の公演では、静寂を作りたかったんだなと受け取った。

9曲目「長台詞」
前曲の最後に作られた静寂に続くには、最適解すぎる流れ。
聴き入る曲は、静かな環境で聴きたい。

本当に、本当に
誰も微動だにしないで音を立てないでほしいの念で
いっぱいになる。

ミラーボールが白で会場を包んでいてよかった。

10曲目「十二次元」
「長台詞」の後は「十二次元」に限る。
解釈の一致が続くような感覚、きもちがいい。

1から12までのカウントの指が堪らなくすき。
この曲でしか得られない栄養がある。すき。

11曲目「メフィスト」
本来の歌詞にはない13のカウントでこの曲へ。

他の公演では13のカウントで
「MYSTERIOUS」に続いていたのが
印象的だったのを思い出した。

13は忌み数という概念もあるから、「メフィスト」に合う。

アヴちゃんがめちゃくちゃ笑顔で楽しそうでかわいかった。

12曲目「Q」
13曲目「十」
14曲目「CRY」
「メフィスト」の盛り上がりが嘘だったかのように
一気に鎮静。聴き入る時間。

15曲目「Serenade」
「CRY」の終わりの雰囲気、ドラムとキーボードかな。
「Serenade」がきそう、と思ったところにガチ「Serenade」。

愛という重さをぶつけてくれるような曲、
自然と涙が浮かぶ。

「歌うために生まれた ただそれだけ」
ほんとそれ、アヴちゃんずっと歌い続けてほしい。

間奏の最後に叫ぶ言葉がいつも違うのがすき。
今回は「調子はどう?」的な感じだった。

たった一言に思考が巡った。
LIVEに当たって、ケガや病気をせず参加ができて、
しかもステージと2mくらいの至近距離で
女王蜂を浴びることができて、
ハッピーすぎる、ありがたいなと思って泣きそうになった。

16曲目「BL」
かっこよくてだいすきな曲の1つだけど、
毎度「BL」記憶が飛んでる気がする。

17曲目「失楽園」
「あの子が好きな曲」的なこと言ってから歌に入った。
メフィストの追加公演でもぁゔちが1番すきだと言っていた。

女王蜂の中でも1番すきな曲かもしれない。
全力でジュリ扇振った。

18曲目「火然ぇるミ毎」
メフィストの追加公演とほぼ同じ感想。
やしちゃんとひばりくんが生で踊ってるのかわいい。
アヴちゃんの高音綺麗。
最後は少し低めな声で歌ってたのもよかった。

公式がダンスのMVあげるからファンが覚えて踊るの
理解はできるけど、隣の人が激しすぎて
顔にジュリ扇あたるからジュリ扇でガードしてた。

19曲目「ヴィーナス」
盛り上がる曲で締めてくれるの嬉しい。
全力の舞。

最後にぁゔちの手が天から降りてきて、
小指を立てたアヴちゃんが約束を交わすようにして
その腕を抱きかかえて幕を閉じた。


前回のメフィスト追加公演は20曲やっていて、
その中で今回もやった曲、被っている曲が13曲だったの
意味が込められている気がしてぞわっとした。

いつもはどこかでお着換えタイムを挟むから
今回もどこかで着替えるのかなと思ったら、
ノンストップで19曲。約80分。

高クオリティを最初から最後まで貫いてくれるの
ありがたさしかない。お金払う価値しかない。

近くにいた人、アヴちゃんに見向きもせず
終始ひばりくんをガン見していたのが印象的だった。
愛の形は人それぞれ(?)

女王蜂をすきだという気持ちは一種の
病気のようなものだと思っていて、
ファンはみんな同じ病気にかかっていて、
LIVEは特効薬を注入するような、
そんな空間だと思った。

でも各々の苦しみ(仮)の感情は
他の誰かと共有できるものではないと思ったり。

似た、すきというきもちを持ち合わせた人たちと
同じ会場にいても、それはただの事実で
それ以上でも以下でもなくて。

要は、ファン同士で仲良くすることが
俺にはできないのでしないという話。
みんな違ってみんないい。おわり。

閉演後、ファンクラブ限定LIVEのお知らせ。秒で応募。
あたりますように。

追記(8/25)
開演直前に松平健の新曲「パンダピラニア」が流れてたのが
ちょっとおもしろかった。メンバーの誰が聴いてるんだろう。

あと、贈られたお花にあんまり興味を持っていなかったけど、
Mステと龍宮城、ソニー、CDTVライブライブ!ライブ!、
各々の色が出ていてよかった。

特に、ソニーと龍宮城、青・白・紫が強めでよかった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?