龍宮城 音楽劇「秘密を持った少年たち」感想

2023年11月18日(土) 日本青年館ホール 17:30開演 (1階1D列29番)

3日前から体調を崩し、午前中に病院に向かい、
インフルの検査をさせられ、陰性なのはよかったものの、
拷問のようなあの検査、泣いた。

昼寝をし、命からがら会場へ。

A、B、C、D。
舞台から4列目。えげつない近さ。
29番、ほぼ真ん中。見やすさがすごい。
思わず全てに感謝。

舞台の雰囲気は青っぽい感じだった。
何も始まっていないのに、既に、良い。

左から6段くらい上がって足場1。更に3段くらい上がって足場2。
右から12段くらい上がって、足場2と合流という感じ。

足場2の周りに、窓を連想するような形で
スクリーン的なのがいくつか空中に配置されていた。

当日の段階でドラマ1話しか観てなかったけど、
初見でも話がすっと入ってくる程、構成が分かりやすかった。

開演前、オフボーカルバイオレンスが流れていたのは
覚えているけど、それ以外の記憶がない。

いざ、開演。
1ヶ月前のことだけど、色々うろ覚え。

ドラマの役をした龍宮城メンバーが、
惨劇の噂について話すシーンから始まり。

その後、惨劇の前のシーンに移り、全員演じる役変更。
重い空気から、文化祭前の和気あいあいとした空気に。

7人もいると、どこを見ようか悩ましい。

右端でバスケットボール投げたりしてる冨田、
その絵面だけでも最高だった。
誰?冨田を銀髪?にしたの。天才かよ。似合いすぎ。

最推しとまではいかない冨田に大きく心動かされたこと、
ビジュアルの大切さを痛感させられた。

冨田が遊んでるボールを、松本大輝さんが
歩きながら邪魔するように奪う流れ、
動きが自然で、綺麗すぎて感心。

今回は、ITARUが主人公。
ITARUが備えているおっとりさというか独特な雰囲気が
そのまま生きるようなキャラクター設定だった。
違和感が、皆無。演技してる感がなく、自然そのもの。

演者みんなが全員、自然だった。
若いから、経験が浅いから、が言い訳にならないくらい
仕上がったものを見せていただいた。

公式サイトの雰囲気があまりにもよかったから、共有。
音楽劇「秘密を持った少年たち」

舞台は、放課後の学校。
帰り支度のため机の中覗いたり、リュックの準備する冨田。
その些細な動きでさえ、ただひらすら全てが良かった。

KENTの後輩ムーブ、激かわだった。
KEIGOの登場シーン少ない?と感じる程
いつもより存在感を感じられなかった気がした。

Sは今回主人公じゃないのに、存在感がすごかった気がする。
声に重みがあるからかな。

映画研究会(龍宮城メンバー)と美術部が対立する流れの中、
得体の知れない化け物に襲われ始め、徐々に協力していく両者。

命がかかったらくだらないことで争ってる場合じゃなくなるよね。

日常会話の穏やかさ、戦闘シーンの迫力、歌パート。
とにかく全部がよかったとしか言いようがない。

戦闘シーンでスローモーションの動きの度、
本当に時間、空間の流れが遅くなったかのように感じたし、
疲弊したりしんどそうな演技が
まんま感情伝わってくる感じして良かった。

演者同士の同線が完璧だった。
こう攻撃されたら、こう避ける、こう倒れる、に無駄がなかった。

どこかのかくれんぼのシーン、
「もういいよ」ってセリフが来るまで
舞台袖でぴょこぴょこ待機してるITARUが激かわだった。

演技の合間に歌パートがいくつもあって、
10曲くらい聴いた気がする。歌唱力がド良くて、
歌パートの度、まだ聴いていいの?と思った。

演技も歌も、台詞や振り付けがあるわけで、
それを2時間ぶっ通し高クオリティ供給してくれるの
感謝しかない。

切実で泣きそうな表情で歌うITARUが最高だった。

あと、大東立樹さんの「天ノ弱」がえぐかった。
原曲は失恋曲だと思うのだけど、解釈が変わりすぎるかつ
恋愛とはまた違った切なさがひしひし伝わってきて最高だった。

とにかく全部が最高で
命からがら観に行って本当によかった。一瞬だけ風邪治った。
(途中、咽て歌パート中に2分
げほげほ下向いたのは勿体なかったし、周り本当に申し訳ない)

舞台が終わり、帰ろうとしたところ、
演者による観客のお見送りがあるのだとか。

聞いてない。
(ブログ以外のSNSをやってないし、情報収集もしない)

命からがらの病人、すっぴん眼鏡マスクスタイルで
美少年たちの目の前を歩くとか、ほぼ拷問。

まあ、間近で演者たちを見ることができたのはラッキーだった。
ITARUと目合った?と錯覚してしまうくらい、近かった。

自分の番が来るまで舞台を眺めてた時、
ファンがハートを作るのに対して、
大東立樹さんが1人1人に全部ハートで返したりと
ファンサがえぐくて驚きながら感心した。

仮に、同じイケメンに生まれたとして、
同じように嫌味ない自然な笑顔で対応できるかと聞かれたら
多分無理だと思うから、芸能人ってすごいなと思いました。

あんなに1人1人に真摯に、自然に、笑顔でファンサする様子みたら、
誰でもすきになっちゃうと思う。

また同じ舞台を生で観たいと強く思った。
本当に良かった。

体調不良じゃなければ、もう数回行ってた。
翌週の北海道(女王蜂)までに完治したかったから、泣く泣く諦めました。

本当に、本当に良かったし、
ドラマもちゃんと全話たのしむ!

オンデマンドの期間限定配信じゃなくて、
舞台の円盤発売してくれたら絶対買うので頼みます。

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