少し改善した過眠の現状について(睡眠不足が続くと抑うつと同じ症状が出るとのこと)

配信を引退してからというもの、仕事と勉強と依頼がある時以外の時間はほぼ眠っている状況が続いてしまっている。
当初はすぐに寛解すると甘く見ていたしぶっちゃけ引退した身ではあるのでテキトーにしとけばええやろ~程度に考えていたのだが、
 さすがに長引き過ぎていて「どうなっているの?」と不安にさせてしまっているようなので
多少起きられる時間が増えてきたので情報共有と自覚も兼ねて記しておこうと思う。

【これだけ読めばあとは日記帳です!三行まとめ】
①仕事の時以外はほぼ眠り続ける状態が二ヶ月ほど続いていたのが少し良くなってきたよ
②おそらく配信10時間超×業務10時間超を2~3ヶ月ほど続けていた反動と思われる
③配信を以前のように活発にやるのは難しいかも。今後は自分が好きなことを見つけていくことが主題になりそう


Ⅰ.なぜそんなに眠っているのか

冒頭で綴っている通り、基本的に業務の時間以外は起きていられない日々が続いている。

うつ病に気付いたきっかけは?:わたくしごとですが。』より

過眠を症状とする病名は色々とあるのだが
自分としては昨年12月~2/15までほとんど睡眠時間が取れていなかった反動ではないかと考えている。

睡眠不足のダメージは蓄積する。借金のようにじわじわと蓄積していくことから,これを「睡眠負債(Sleep debt)」と言う。
6時間睡眠を10日ほど続けると,1晩徹夜したのと同じくらいのパフォーマンス低下が生じると報告されている。

よく「睡眠時間を延ばしてみましたが,眠気が改善しませんでした」という話を伺うが,慢性的な睡眠不足では,例えば数日程度,12時間睡眠をとったとしても睡眠負債は解消されず,日中の眠気の改善は得られないのである。
望ましいとされる睡眠時間は,中学生・高校生で8~10時間,大学生・勤労世代で7~8時間である。

なので,日中の眠気が生じている場合,連日8時間以上の睡眠(目標9~10時間)を最低1か月は確保していただき,過眠症状が改善するかどうかを確認してみてほしい。

 睡眠外来の診察室から [第2回] 「仕事中寝てしまうので受診するように言われた」(松井健太郎)
2022.05.09 週刊医学界新聞(通常号):第3468号より


昨年12月以降、仕事・配信・相談などの依頼で平均して2~3時間睡眠程度の日々が続いており
おそらくその時の睡眠不足を補填する形で過眠が起きているのではないかと考えている。
睡眠不足が抑うつ症状を引き起こすという研究もあり、2月上旬頃からtwitterでもかなり辛辣な投稿が増えているのでわかりやすいだろう)

現状ではバラツキはあるものの4~12時間ほど眠れているので
 おそらく時間が経てば寛解するのではないかと考えている 
二ヶ月ほど経って多少起きていられる時間が増えてきており、体を休めるという方向性は間違っていなかったようだ。


『乙嫁語り』の森薫先生も原因不明の頭痛や眠気の症状で休養

熱心な取材と精細な筆致で知られる『エマ』の森薫先生も先日体調不良による回復を選択されたとのことです。
(公開するか悩んだこの記事を投稿したのも森薫先生のご体調の件があったからでした)

私は部外者なので森薫先生がどのような執筆生活をされていたのかは想像になってしまうのですが
下描きの時点での書き込みの美しさを見るに、とても丁寧なお仕事をされていて
きっと先生ご自身は「これくらいの仕事量は当たり前」という認識だったのではないかと思います。

そして、実際にこれまでやってこれてしまった。
天賦の才とそれを続けられる根気、そして体という資本で。
素晴らしい作品を(私のような凡夫から見れば)大変な中で頑張り続けて来られたのではないかと思います。

私は長い間「自分の好きなことに熱中できる才能と根気を持った人間に生まれたかった」と思ってきたくらい
自分のやっていることに執着がない人間なので、
自分が無理をしていると思ったら適当なところで区切りを付けたり
人に 押し付け 引き継いだりして安心できる自分の脳天気さが無かったら
自分も身体のどこかが壊れるまで頑張れてしまっていたのかな…と思います。

羽海野チカ『ハチミツとクローバー』第九集より

筋腫摘出手術の前後の間だけでも、森薫先生が少しでも御身体を休めていいと思える日々になってくださいますようにと
祈ってやみません。


Ⅱ.過眠が治ったら解決するのか

「過眠が戻れば配信者として復帰するのか」という点においてだが
正直なところ、少なくとも昨年12月~2/15までやっていたような
「連日数時間のゲーム配信」は不可能だと考えている。

外因的な理由として一番大きいのは
㋐コロナが実質収束し、職場への拘束状態と引き換えの特別扱いが許されにくくなっていくであろうこと

そして内因性の理由となるのが
㋑甘え隊自身が元々ゲームそのものを好きだったりするわけでないこと
㋒ニコ生で目標としていた無料会員への配信解放などを成し遂げてしまった(※たまたまで狂人の妄想です)こと

になるだろう。


ゲーム配信者を続けることの難しさ

長らく私の配信を見て来られた方は御存知だと思うが、私はゲームがヘタクソの部類である。
特に空間把握能力がないのか、3DのFPSゲームに於いては「自分が今どこにいるのか」すら把握できず
駆け引きも苦手なので人狼系のゲームでは味方陣営に「無能な味方がいる」という状況を作り出してしまう。

ただ「人に助けてもらえる」という点では昔からありがたく助けていただいてきた部分があり
良くも悪くも目立つことで客寄せパンダにはなるので
「自分を経由してゲームが上手い人同士が知り合ってくれればいいな」という設計思想で配信を続けてきた。

※ニコニコ生放送は30分以上配信するにあたって有料会員になる必要があったのですが
 これを「ギフト」という形で昇格応援できるシステムがあり
 戴いた際に「みんなでゲームを楽しんでいるのいいよね」というお話をいただき、
 期待に少しでも応えられるよう頑張っていた経緯があったのでした

なので先日までのゲーム配信はあくまでも「御恩(あるいは要請)に報いる」という形であり
「自分がやりたいことをやっていた」とは少し異なっている、というのが実情だったりする。

後述するが「自分自身にやりたいことがあるかどうか」というのは
配信者や表現家を続けられるかにおいてとても大きい要素なのではないかと考えている。

その中でやはり「やりたいこと」という「核」のない自分には難しいのではないか
というのが正直なところだ。

末次由紀『ちはやふる』第一集より


ニコ生配信者として「やりきってしまった」

そしてもうひとつ、ニコ生配信者を270日+αを続けたことで

①ニコ生がこれ以上過疎らないように無料配信の間口を広げた(※偶然です)
②チキンキャノンという苦行クソゲーを頑張った人ほぼ全員にスポットを当てられた
③ゲームが上手い人同士で関係性を作ってくれた

と自分が目標にしていた願望がほぼすべて叶えられた結果となっており
地縛霊だったら満足して成仏しているレベルである。
(欲を言えば全ユーザーへの配信無制限解放がよかったが、徐々に緩和されていくやろうしママエアロ)

以上から私がまたゲーム配信者として復帰する意義があるかというと
おそらく見当たらないのではないかと思う。


Ⅲ.「自分のやりたいことがない」という難しさ

以上、長々と「やりたくないならやらないでいいんじゃね?」で終わる話を続けてきたのだが
おそらく大きな要因として「自分自身のやりたいことがない」が問題ではないか、と考えているからだ。

「誰かにとってプラスになる(と思える)かどうか」がおそらく自分の唯一の動機付けになるのではないかと思う。
(仕事も人命が掛かっているから続けて来れた面が大きく、これが自分の金銭的利益のためであれば即放棄していたと思う)

以前私はHPの分類で「思い込み型ADHD」という分類を考えたことがあった。
本人のこだわりは少なく妬みなどが目立たないのび太ADHDであるが、ずっと家族の面倒を見続けたり表面上の行動はACに非常に似ているケースだ。
ACかと思い話を聞いてみると自己評価は下がって居らず、不全感も意外なほど少ない。
本人は納得していてケアが必要かどうかもはっきりしない。

こういうケースが何であるのか最近まで考えていたが、「のび太ADHDプラス特殊な環境」で説明が可能と思いついた。

例えば「周りに非常に依存的な人が多い」環境では「周囲のお世話をし続けるのび太」というスタイルが形成され
当たり前のようにのび太型ADHDは周りの人の世話をし続け、結果として自分の生活を犠牲にしている図になることがある。

このお世話行動はACの共依存のように自分自身の不安を解消する意味もなく、
また本人は不思議なほど「不公平感」を感じていない。(ジャイアンならば何で自分だけがこんな役回りになるのか考えるはず。)

言わば「状況に対する合理的な対応」としてのお世話行動なのだ。
「現実に誰もする人がいないから」と本人も納得している。

のび太型ADHDの特徴は、衝動性が目立たないので「やりたいことが分からない」ということが多いことだ。
本人のこだわり(ASやジャイアンのような好き嫌いとしての)はむしろ少なく、こだわることはルールなどむしろ合理的なこだわりである。
自分の中の不安や依存などの情緒的な背景が乏しく、状況に対する合理的現実的な対応の一種であるから「思い込み」である。

ケースの一つは「世話してきた家族が自立して居なくなった」ために難治性のうつになった例だった。
長年身につけた「お世話行動」のパターンが使えなくなり、別のスタイルに移行も出来ない意味で表面上のうつ状態が遷延している。  

ジャイアンには「衝動」があり、ASには「自分だけの個人的なこだわり」がある。
だから後天的なACや依存パターンなどを除去して二次障害を修正し、本来の本人の衝動に立ち返れば回復と言えるのだが、
のび太の場合はこだわりが少なくて適応性がある分治療の方向性が難しいとも言える。

『のび太の思い込み』意味不明な人々
http://dryanbaru.xyz/?p=582

まさか発達障害であることを長年自覚してきて
自分のこだわりがないから苦しむなんて夢にも思ってなかったよ!
どうなってんだよ団長!

「自分のやりたいことがある」人は本当にすごいと思うし、
きっとそれはあなたにしか持てない掛け替えのないものだと思うから大切にしてほしい。


Ⅳ.念のため:拒絶宣言ではないことの念押し

今回の記事は自分の状況を書き出したい理由もあったもので
「誘うな」とかそういった意図はありません。
(↓のように読ませてしまう可能性があったので公開を躊躇ってた部分もあった)

ついでに言えば、これだけ状況を書けるということは
ある程度快復はしている(余裕もできはじめている)ということだと思います。

今の自分でもできる範囲で動いていて
(少なくとも誘っていただいている間は)完全に配信を止める訳でもないので
気長に考えていただければ幸いです。

支配的でごり押しするイメージのジャイアンADHDが同時に依存的であるということは理解が難しい。
一つ典型的なパターンがあるので、この例でジャイアンADHDの依存性と支配の関係を考えてみる。

あるジャイアンADHDは自分が責められて正当化できなくなると「どうせ私だけが悪い」と逆切れして、
不安いっぱいの動作でこれ見よがしに苦しそうな態度をとる。時には血圧が上がったり実際に身体症状が出たりする。

その結果周囲の人は「強く言うと不安定になるから言えない」ということになり、
実際は言うなりになるしかなくなって支配される。

ことがらの真相はこうだ。
まずジャイアンADHDは実際に非を認めきれず、結果として依存できないと実際に不安になる。身体症状も出る。
これは別に意図的に見せつけるわけではないのだが、もともとジャイアンADHDは万事大げさなので
これ見よがしにやっている様に周囲には感じられる。

周囲の人はジャイアンADHDの態度の大げささや反応の激しさに
「従わないと大変なことになる」という脅しのメッセージを付け加えて読み取る。

その結果ジャイアンADHDに逆らえないという結果になる。
ジャイアンにはもともと支配の意図はなかった。だから、後に「あんたが自分で選んだのに」という無責任発言が飛び出すことになる。

『ジャイアンの依存と支配』意味不明な人々
http://dryanbaru.xyz/?p=506

無自覚にこういう状況を招くのは避けたいなあと思いつつ書きかけのまま投稿できていなかったのですが
新人配信者のデビューも近そう・起きていられる時間も長くなってきたので投稿してみることにしました。

ご迷惑をお掛けしている中で優しい言葉を掛けていただいたりと
過眠してしまう状況がどうなるのか先行症例の論文もあまり無く、不安な中でとてもありがたかったです。

プラス職場& 監禁 住み込み部屋が病院なのもあって(※コロナ対策)
部屋や衣類を清潔に保っていただいたり、あたたかい食事を用意していただけていたのも大きかったと思います。
人間、独りじゃ生きられねえんだなあ…というのをサイコパスなりに実感できた日々でした。
本当に感謝ですね


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