好奇心は療法士を殺さない

「好奇心は猫を殺す」
というイギリスの諺があります。

「猫は九つの命を持っている(猫は容易には死なない)」
が元になり、しぶとい猫でも過剰な好奇心によって、命を落とす事がある。

という、人の行動をたしなめる言葉です。

さて、ですが本当にそうなんでしょうか?

僕はむしろ、
もっと好奇心を持った方がいいと思います。

僕たちが行っている事って、
リハビリですよね。

もっと視点を上げれば「人」に関わっているということ。

人に関心を持つことですよね。

療法士を生業にするなら、
患者さんに関心を持たずして
治療や生活の援助はできませんよね。

心理学はちょっと……、生理学は苦手……
そんなことを言っちゃってます?

もちろん、嫌いなものや、苦手なものに
いきなり関心を向けようとしても
難しいのはわかります。

患者さんに申し訳ないとか、
治療にならないなんて言われても
まだピンとこないかもしれません。

まずは身近で興味のあることからですね。

難しく考えず、
いつも通り「なぜ?」と考える癖をつけることから
始めてみましょう。

臨床共育メンター(R)齋藤 信


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