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死から始まる作業療法(02)

本日、志村けんさんの訃報がありましたね。
ご冥福をお祈りします。

この2020年3月は、様々な死に触れる、人生においてマイルストーンとなる月になりました。

父、妻の実家の飼い猫、志村けんさん。

「死」は誰にも等しく訪れる、世の中に存在する確定した未来。

身近な存在の死に触れることで、自分も限りある存在であることを突きつけられる。

病に罹る事で「生」を見直す機会を与えられ、誰かの「死」に触れることで「終わり」を考える機会を与えられる。

それだけ、人は遠くの未来を考えるよりも、近くの現実を見ながら生きているのかもしれない。

「日常」や「役割」にどこか安心し、先を見ることを避けているのだろう。

だから身近と感じる何者かの「死」から、自分の「死」を想像し、選択と決断の機会とする。

ふと、そんな思いが頭をかすめた。


自分は、父の死から、何を感じ、どう思うのか。
何を選択し、どんな決断を下すのか。


こうして書きながら、模索していくとしよう。


つづく

「臨床共育」の研究と実践の資金になります。論文化、書籍化のあかつきには、優先的に講義をしに伺います! あなたの情熱にありがとう!