2020.5.19『ミッドナイト・ゴスペル/パターソン他』
あと数日で8年間その幻影を追いかけ続けた舞台作品の一つの形が手元にやってくるので、そのことしか考えていない。PVを無限に再生し続け、一時間毎に検索をかけている。誰も俺を止めることはできない。
8年間の自分を現在の自分が受け止め切れていないので困っている。あと数日で蹴りをつけなければならない。
ネトフリの「ミッドナイト・ゴスペル」を見ている。アドベンチャータイムが好きな人は好きかも。絵は可愛いのに割とめちゃくちゃやってくる。あと会話の内容が高次元すぎる。もともとはポッドキャストから生まれた作品らしく、アニメを見ているのにラジオを聴いているような気分になる。
時々、この世の物語の「展開」を見る体力がなくなることがある。「これからどうなるんだ」という、この先の行く先に身構える胆力が奪われている状態。
「ミッドナイト・ゴスペル」はものすごい速さでものすごいことが起こり続けるのに、それを背景にしてずっと同じ温度の会話が続いているので、そういう展開に疲れた状態でも見やすい。
似たような感覚で見られるのはジム・ジャームッシュ作品だと思っている。少し前に『パターソン』を見た。何が起きているというわけでもないが、ぼんやり見ていて心地いい作品が多い。ネトフリにもアマプラにもこの監督の作品は全然なくて悲しい。
「宇宙よりも遠い場所」を見ている。毎話泣いている。なんというか、今まで出会った「女子高生の青春」を描いている作品の中で、一番自分の体感にしっくり來る作品だと感じている。
「日常」を少しずつ見ているが、もうすぐ終わってしまう。本当に嫌だな。最後の2話くらいだけ残してやめてしまいそう。永遠に続いてくれよ。
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